フットケアも美容と医療の融合へ「ポディアトリスト」とは
「健康な体をベースにキレイになる」という考えが浸透する中、「医学に基づいた美容」サービスは年々人気を集めている。美容鍼、漢方美容、美容皮膚科、美容整体、漢方美容などがその例だ。医学という説得力・信頼性が人気を下支えしている。そして今、そこに新たに名を連ねそうなキーワードが「ポディアトリスト」だ。
メディアで話題のポディアトリストによるフットケア
昨年日本に初上陸し、ラグジュアリー系女性誌などのメディアを中心に取り上げられているのが、ザ・ペニンシュラ東京のザ・ペニンシュラスパで受けられる「ポディアトリストによるフットケア」。
ポディアトリストとは足医学専門家を指す。日本では聞きなれない職種だが、欧米では足を専門としたスペシャリストとして認知されており、皮膚疾患、外反母趾、タコやウオノメ、巻き爪のケアなどを行う。
医学と美容を融合したフットケア¥40,000
ザ・ペニンシュラスパで提供しているのは、医学と美容を融合した考えに基づいて爪や甘皮、足裏の角質除去などをするトリートメントで、監修は世界的なポディアトリストであるバスティアン・ゴンザレス氏。世界16カ国のラグジュアリーホテルで展開、世界のセレブの間で人気だという。セラピスト2名による75分間のトリートメントで40,000円(ザ・ペニンシュラ スパ)と価格は高く、ネイルサロンなどのように誰もが気軽に通える金額ではないが、「医学と美容を融合」という視点でフットケアをしてもらえるのは魅力的だ。
フットケア業界でも「医学と美容の融合」の予感
現在国内では、角質ケアや変形爪を整えるなど美容寄りでフットケアを行うのはネイリストやセラピスト、リフレクソロジストによるものが知られており、疼痛コントロールや下肢循環不全に対するケア、血栓予防など医学寄りで行うのは、専門知識を有した医師や看護師、介護福祉士、作業療法士などだ。今のところ、美容を目的としたフットケアと健康を目的としたフットケアは分けて考えられている風潮があるが、ポディアトリストという存在が日本でも認知されるに従い、フットケアの分野でも医学と美容の融合が女性たちに高く評価されるようになるだろう。
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