2018年下半期のマーケティング戦略に「プレ金 推奨テーマ」活用はいかが?
2017年2月から始まったプレミアムフライデー(プレ金)。残されている課題は多く、定着にはさらなる時間が必要だが、プレ金を活用したイベントやキャンペーンですでに売上を上げている企業もある。さらなる定着を図るべく国は今後もさまざまな活動に取り組む方針だ。今のところは大きな売上には直結しないかもしれないが、クールビズの取組やハロウィンのようなイベントの定着に一定の期間が必要だったのと同様に、プレ金も徐々に定着していくはずだ。まだプレ金をマーケティングに活用していないなら、チャレンジしてみはどうだろう?
プレ金の現状
経産省が今年2月に公表した2017年2月〜2018年1月のまとめによると、プレミアムフライデーに早期退社などに取り組んだ企業は月平均で11.2%で、早期退社実施率は三大都市圏に集中している。参加率は低調で地方や企業によって偏りが見られるが、認知度はすでに高く約9割に上る。自分の所属する企業に対して「会社としてプレミアムフライデーで早く帰宅することを推奨していほしい」と回答する人は、「月末金曜にこだわらず振替を含めて推奨してほしい」と合わせると50.1%で参加意欲も高い。
一方、プレミアムフライデーに合わせてイベントやキャンペーンを実施した企業 1,130社のうち、2割強が売上が増えた・やや増えたと回答し、半数以上が今後も実施したいとしている。一部では消費喚起のキャンペーンの縮小・中止をする企業もあったが、国は今後もプレ金の定着に向けてさまざまな活動を続けていく方針だ。
2018年下半期のプレ金推奨テーマ
2018年は各月毎に季節に合わせた推奨テーマが設定されている。テーマに合わせて考えると、イベントやキャンペーンのコンセプトを決めやすいはず。特にヘルスケアと相性が良いのは、6月、7月、8月、11月。スポーツイベント、ヘルスツーリズム、ヘルスケアイベントを企画してみてはどうだろう?
- 6/29(金)…スポーツプレミアムフライデー
- 7/27(金)…プレミアムバカンスフライデー
- 8/31(金)…プレミアムバカンスフライデー
- 9/28(金)…プレミアムフライデー収穫祭
- 10/26(金)…プレミアムハロウィン
- 11/30(金)…プレミアムカラダフライデー
- 12/28(金)…プレミアム年忘れフライデー
事例:プレ金にスポーツイベント
プレ金に合わせてスポーツイベントを開催するのは、大阪城公園ナイトラン。今年で8年目を迎える今年は、プレ金に合わせて5月〜9月までの月末金曜日に開催する。
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