JR東日本、重点テーマはヘルスケア 広域スタートアップエコシステム構築に向け活動開始
JR東日本が今年3月に発表した、広域スタートアップエコシステムの構築。来年春に高輪ゲートウェイ(東京・港)に新たに誕生する街「TAKANAWA GATEWAY CITY」を拠点に、ディープテック分野のスタートアップによるソリューションを社会実装する”実験場”として機能させる取り組みで、今月より活動を開始した。
この取り組みでは、地球規模の社会課題解決に向け、TAKANAWA GATEWAY CITYを広域スタートアップエコシステムの拠点となる街と位置づけており、東京大学やシンガポール国立大学などのアカデミア、アクセラレーター、ベンチャーキャピタルなどと連携し、「ヘルスケア」「環境」「モビリティ」を重点テーマに、スタートアップを長期的にサポートしていく。
その中核を担う場所が、ビジネス創造施設の「LiSH」。多様な業種の企業やスタートアップ、アクセラレーターが集うコワーキングスペースを備え、アカデミア、弁理士、弁護士、税理士などの専門家の支援を受けられるほか、スタートアップが初期投資を抑えて活動できるよう、基礎研究に必要な実験機器も備える。
来年5月には、国内外の多様なプレイヤーが参画するビジネス創造イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA 2025」を開催。スタートアップによるピッチコンテンスト、大手企業とスタートアップのマッチング、企業によるブース展示、ビジネスカンファレンスなどを行う。現在マッチングへの参加が決定しているのは、明治安田生命保険、マルハニチロ、伊藤園、TOPPAN、松竹など。以下はTAKANAWA GATEWAY CITYの紹介ムービー。
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