アナログで使いやすい!普及目指す、服薬管理サービス

在宅患者の服薬状況を管理するカレンダーを大日本印刷(東京・新宿区)、アインホールディングス(北海道・札幌市)、神戸大学が共同で開発した。曜日ごとに朝・昼・夕食後、就寝前の4つのポケットがあり、各ポケットに1回服用分の薬を袋に入れる。在宅医療を受ける患者が各ポケットから薬を取り出す度に、取り出した日時が記録され、その記録された情報はカレンダーにスマートフォンをかざすことで読み取ることができる。医療従事者が診断や処方、指導に活かす。

IoTやアプリ、ウェアラブルなど最先端技術を使った服薬管理・体調管理サービスが次々に登場するが、特に高齢者は「使いにくそう…」と心理的抵抗が大きくなりやすい。しかし、同カレンダーは在宅患者がカレンダーのポケットに入った薬を取り出すだけで使いやすい。普及のしやすさを重視しているカレンダー、4月以降の実用化を目指す。⇒ニュースリリース(大日本印刷)

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