介護現場の「独特で不快な臭気」 原因はp-クレゾール
介護家庭の寝室やリビングで感じる「独特で不快な臭気」は人によっては気が滅入るような不快感があり、介護における負担の一つとなっている。そこでライオン(東京・墨田)は、介護現場の「独特で不快な臭気」について「臭気成分の解析」「尿臭衣類の実態と効果的な洗浄方法」に関する研究を行った。
その結果、乾燥尿由来のキー成分パラクレゾールが加齢臭や皮脂臭などの体臭と混ざることで、その不快度が上昇していることが分かった。また、一般的な洗浄条件は中性~アルカリ性であることを踏まえ、要介護者の衣類を酸性条件と中性条件で洗浄して比較したところ、酸性条件での洗浄により、衣類の「独特で不快な臭気」が低減することも明らかになった。
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