日本の男女格差、世界110位 「ジェンダー・ギャップ指数2018」発表
世界経済フォーラムは今月18日、世界各国の男女平等の度合いを指数化し順位づけする「ジェンダー・ギャップ指数 2018年版」を発表した。日本は110位で主要7カ国(G7)内では最下位だった。
ジェンダー・ギャップ指数は、経済、教育、保健、政治の4分野14項目における格差の状況を指数化し国別に順位をつけたもの。100%を完全な平等とすると世界の格差は平均で68.0%で、日本はそれを下回り66.2%。上位を占めたのは北欧で、トップ10と主要国の順位は以下。
- 1位:アイスランド
- 2位:ノルウェー
- 3位:スェーデン
- 4位:フィンランド
- 5位:ニカラグア
- 6位:ルワンダ
- 7位:ニュージーランド
- 8位:フィリピン
- 9位:アイルランド
- 10位:ナミビア
- 12位:フランス
- 14位:ドイツ
- 15位:イギリス
- 16位:カナダ
- 51位:アメリカ
- 70位:イタリア
日本は政治・経済分野での男女格差も大きく、女性の意思決定への参加を測る政治分野では125位、経済分野では117位。保健分野は41位、教育分野は65 位。
報告書では、改善の速度が現状のままだと男女平等が実現するまでには108年を要すると述べている。最も大きな課題とされているのが経済面と政治面の解消で、各々202年、107年の時間が必要とされている。全ランキングは報告書内に掲載。⇒【詳細】The Global Gender Gap Report 2018(World Economic Forum)
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