アシックス、「メンタルヘルスの真の脅威は“デスク”だ」 世界22カ国の調査結果を元に啓発キャンペーン

10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせて、スポーツ用品ブランドのアシックスが、世界に向けて公共広告キャンペーンを開始した。同社が世界22カ国(※)、26,000人以上を対象に実施した調査「State of Mindグローバル調査2024」の結果を元に、メンタルヘルスに対する真の脅威はデスクそのものであることを警告するもの。調査結果では、デスクワークを2時間続けただけで精神状態が低下、4時間後にはストレスレベルが大幅に上昇することが明らかになった。HPでは世界22カ国の「精神状態スコアランキング」を公表しており、1位中国、2位サウジアラビア、3位インド。日本は最下位で、最も精神状態が良くないことがわかった。調査結果をまとめたグローバルレポートや、国別のレポートはこちらからダウンロード可能。性別、年齢別に運動習慣と精神状態の関係をまとめている。※オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、マレーシア、オランダ、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、タイ、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ

同社は解決策として、仕事の休憩に15分間の運動を提案。実際に行われた実験では、15分間の運動休憩を取り入れた参加者の精神状態は、22.5%改善。1週間でストレスレベルが14.7%低下し、生産性が33.2%、集中力が28.6%向上したと公表している。キャンペーン広告動画にはEmmy賞受賞歴のある強面の英俳優、ブライアン・コックス氏を起用。「世界で最も恐ろしいボス」を演じながら、本当の脅威は、ボスである自分ではなく“デスク”であることを訴えるとともに「#DeskBreak(机から離れる時間)」の大切さをワーカーに伝えている。

 

 

【編集部おすすめ記事】
10〜70代女性のスポーツ実施率が前年より低下、理由は?
日本女性の自己肯定感が低いのはなぜ?国際比較・男女別で明らかに 止まないブームの背景にあるもの
働く女性のストレス、ピーク期を分析 58歳以降で高ストレス者が減少
女性へのエイジズムを排除、企業の動きが本格化 製品・サービス事例
【レポート】売れるフェムテックの「開発」と「販売戦略」 17の障壁と対策

PAGE TOP
×