【Weekly News】避妊・不妊・女性疾患市場2285億円へ、FIFAが女性アスリート向け健康教育開始 ほか

女性ヘルスケア市場を日々ウォッチしている編集部が、今押さえておきたいニュースを厳選して紹介する週間ハイライト「Weekly News」。今週からの仕事に役立つ政策動向や業界の動きなどを、まとめてチェック!Weekly Newsを受け取りたい方は、週1回配信のニュースレターをご登録ください。

Weekly News 7選

避妊・不妊・女性疾患関連市場、2035年に2285億円へ 25年比42.5%増予測

富士経済が、避妊・不妊・女性疾患関連市場の国内市場の調査結果を発表した。調査対象は医療用医薬品やOTC医薬品、サプリメントなど15品目で、市場は2035年に2285億円となり、2025年比42.5%増と予測。女性疾患関連では、月経困難症や子宮筋腫、子宮内膜症の患者増加や受診率向上を背景に医療用医薬品が市場をけん引。不妊関連では、2022年の保険適用を受けて不妊治療剤市場が拡大しているほか、葉酸サプリメントは妊娠前後のサポート需要を背景に伸長している。避妊関連では、オンライン診療による経口避妊薬の処方拡大が進む一方、2026年に発売されたOTC緊急避妊薬は、取扱薬局に研修受講要件があることなどから、市場への寄与に時間を要するとみている。

【出典】富士経済

 

FIFA、女性アスリート向けの健康教育プログラム開始

国際サッカー連盟(FIFA)は6月、女性アスリート向け教育プログラム「Female Health and Performance Project」を開始したと発表した。月経、妊娠可能年齢、妊娠・産後、更年期、リカバリー、睡眠、栄養、骨盤底機能など13分野をテーマに教育コンテンツを提供するもので、対象は選手だけでなく、指導者や医療スタッフなどにも広げる。背景には女性アスリート研究の不足がある。2014〜2020年に発表されたスポーツ・運動科学分野の5261本の論文を分析した研究では、研究参加者に占める女性の割合は34%、女性のみを対象とした研究は6%にとどまった。こうした研究の偏りは、女性アスリートが男性中心の研究に基づくトレーニングやリカバリー方法を用いてきた可能性を示しており、FIFAはパフォーマンスや傷害予防の観点から課題視している。同プログラムを通じ、女性アスリートが活躍できる環境の基準確立を目指す。

 

イタリアの健康長寿モデルから考えるロンジェビティ、国際シンポジウム「MeDiet Japan 2026」開催

在日イタリア商工会議所は1日、ロンジェビティをテーマとした国際シンポジウム「MeDiet Japan 2026」の開催概要を発表した。10月16〜17日に東京で開催し、世界有数の長寿地域として知られるイタリア・サルデーニャ島の長寿モデルをもとに、「サイエンス」「ダイエット(食と健康)」「フィットネス」「ソーシャリティ(コミュニティや人間関係)」の4領域からロンジェビティの最新の秘訣を探る。栄養学、ライフスタイル医学、老年医学・ジェロサイエンス(老化科学)、バイオテクノロジー、遺伝学、スポーツ科学、社会科学などの専門家による講演に加え、健康・ウェルネス関連企業や団体による展示も予定する。日本の沖縄をはじめとした世界各地の長寿モデルとの比較も行い、健康寿命延伸に向けた実践的な知見の共有を目指す。同所のDavide Fantoni事務局長は、「イタリア人の健康は、食生活だけでなく、ライフスタイルや考え方、生き方とも深く結びついている」とし、同イベントを、イタリア式の健康観やウェルビーイングを日本に広げるきっかけにしたいと話している。

【撮影】編集部(イベントの開催概要を発表している様子。10月のシンポジウムに登壇する北里大学北里研究所病院 糖尿病センター長の山田悟氏をゲストに迎え<中央>、日本の健康的な食とイタリアの地中海食の共通点や昭和と令和の健康食の常識の違いなどを、最新の研究知見をもとに説明した。左がDavide Fantoni事務局長)。画像はイベントのロゴと、メディアパートナーなど関係組織の一覧。当メディア『ウーマンズラボ』は、「MeDiet Japan 2026」のメディアパートナーとして参画しています。

 

高齢化率29.4%、65歳以上人口は3622万人(女性2052万人) 令和8年版 高齢社会白書

内閣府は6月、「令和8年版 高齢社会白書」を公表した。2025年10月1日時点の65歳以上人口は3622万人(女性2052万人、男性1570万人)となり、高齢化率は29.4%となった。75歳以上人口は2127万人(女性1275万人、男性852万人)で、総人口に占める割合は17.3%。白書では、65歳以上の就業者数が22年連続で増加していることや、65歳以上の一人暮らしの増加などを報告した。65歳以上人口に占める一人暮らしの割合は、女性22.1%、男性15.0%。今年の特集テーマは、「国際比較調査に見る日本の高齢者の生活と意識の特徴」。日本の高齢者の就労や社会参加、生活満足度などを海外と比較している。

 

都内の手足口病、2年ぶり警報基準超え

東京都は2日、都内の小児科定点医療機関からの第26週(6月22日〜28日)の手足口病患者報告数が、2年ぶりに警報基準を超えたと発表した。手足口病は主に夏に小児を中心に流行する感染症で、口の中や手のひら、足の裏などにできる発しんや水ほうが主な症状。都は、こまめな手洗いや咳エチケットなど基本的な感染予防策の徹底を呼びかけている。

 

「健康寿命をのばそう!アワード」応募開始、「女性の健康」の取組も対象に

厚生労働省は1日、「健康寿命をのばそう!アワード(生活習慣病予防分野)」の応募受付を開始した。募集期間は8月31日まで。健康増進や生活習慣病予防に資する優れた取組を行う企業、団体、自治体を表彰するもので、昨年度は103件の応募の中から20件が受賞した。同アワードは、「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」「良質な睡眠」「健診・検診の受診」と並び、「女性の健康」を重点テーマの一つに位置付けている。受賞事例は事例集や公式サイトで紹介され、受賞団体はアワードロゴを活用できる。

 

AMED、若手・女性研究者向けにグローバルヘルス分野の日米共同研究を公募

AMEDは6月1日、「地球規模保健課題解決推進のための研究事業(日米医学協力計画の若手・女性育成のための日米共同研究公募)」を開始した。応募締切は8月21日。感染症や免疫、栄養・代謝などグローバルヘルス分野を対象に、日米およびアジア地域の研究者による共同研究を支援する。日本側・米国側の双方の研究チームに若手または女性研究者の参画を求めており、次世代のヘルスケア研究人材の育成と国際研究ネットワークの強化を目指す。研究開発費は1課題あたり2年間で総額6万ドル(約900万円)で、4〜6件程度を採択予定。

 

女性ヘルスケア白書2026 市場動向予測レポート

2026年度の女性ヘルスケア市場を予測する「女性ヘルスケア白書2026年度版  市場動向予測 ~健康トレンド・業界動向・女性ニーズ~」を発行しました。これまでにBtoC企業、BtoB企業、自治体、医療機関、マスメディア、教育機関など、さまざまな業種の方に広くご活用いただいている、恒例の人気レポートです。新規事業の企画・開発、マーケティング設計、販売戦略における意思決定にご活用ください女性ヘルスケア白書2026 市場動向予測レポート(PC)

 

【直近1ヶ月のWeekly News】
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