【Weekly News】フェムテック導入ガイダンスや睡眠指針策定、社会実装に向けた動き ほか

女性ヘルスケア市場を日々ウォッチしている編集部が、先週の注目ニュースを厳選して紹介する週間ハイライト「Weekly News」。今週からの仕事に役立つ政策動向や業界の動きなどを、まとめてチェック!

週間ハイライト7選

フェムテック導入ガイダンス、企業・自治体向けに公開(経産省)

経済産業省は5月末、企業や自治体向けの「フェムテック導入ガイダンス」を公表した。組織内の女性特有の健康課題への対応として、フェムテックを導入する際の考え方や進め方、導入検討のステップなどを整理したもの。2021年度から25年度までの5年間に実施したフェムテック実証事業の成果やノウハウをもとに作成した。働く女性の健康支援を巡っては、政策の重心が「啓発」「実証」から「社会実装」へと移行しており、女性特有の健康課題を経営課題として捉える動きも広がっている。導入手法が体系化されたことで、フェムテックの活用は一部企業の先進的な取り組みから、より多くの企業へと広がる段階に入ったといえそうだ。

 

職場の熱中症死者数、25年は前年比4割減 対策強化が一定効果(厚労省)

厚生労働省は5月末、2025年の職場における熱中症による死傷災害の確定値を公表した。死傷者数は1803人と統計開始以来最多となった一方、死亡者数は19人と前年比で39%減少した。昨年6月に義務化された報告体制の整備や対応手順の作成などが、重篤化防止に一定の効果をもたらしたとみられる。25年の死傷者は製造業や建設業に多く、7〜8月に集中。50代以上が半数超を占め、午後の時間帯に死亡事例が目立った。今年も猛暑が予想される中、同省は引き続き、冷却グッズの活用に加え、早期発見や見守り、報告体制の整備など組織的な対策の重要性を呼びかける。職場における熱中症防止のためのガイドラインはこちら

 

品川に外部拠点、医療・研究・企業をつなぐ場に(女性の健康総合センター)

女性の健康総合センターが、TAKANAWA GATEWAY CITY 内の産学連携拠点「LiSH」に入居した。外部拠点として機能させる狙いで、今後、医療・研究・企業をつなぐ場としてイベントを行っていく。その一環として始めたのが、専門家などによるトークイベントシリーズ「Health Talk」。第1回目は「生理」をテーマに、先月28日に開催。近隣で働くビジネスパーソン、研究機関、行政職員、教育関係者などが参加した。現地には25人が集い、イベント後には名刺交換も行われた。次回は「性教育」をテーマに7月16日に開催予定。

女性の健康総合センター「Health Talk」

【撮影】女性の健康総合センター(5月28日に開催された「Health Talk」。右:女性総合診療センター女性外科・婦人科の藤岡泉医師。左:成育医療研究センター広報企画専門職の村上幸司氏)

 

 

ヘルスケア関連システム市場、2030年に1.1兆円へ AI・エイジテックがけん引(富士キメラ総研)

国内のヘルスケア関連市場は2030年に1兆1416億円となり、2024年比40.5%増になる見通し。富士キメラ総研が、健康管理や医療、介護関連のシステム・サービス17品目と機器22品目を対象に調査した。フェムテックやエイジテック、スリープテック、ブレインテックなどのヘルステック市場も分析しており、高齢化を背景としたエイジテック需要の拡大やAI機能の実装が市場成長を後押しすると予測。PHR(Personal Health Record)関連プラットフォームサービスも、2030年に向け高伸長が期待される。

 

ロンジェビティ推進に向け、コンソーシアム設立(ASAGI Labs)

一般財団法人ASAGI Labsは6月、産官学金が連携してロンジェビティに関する研究開発や社会実装プロジェクト、政策提言などを行う「ロンジェビティ・コンソーシアム」を設立した。参画企業には、医薬品卸大手のアルフレッサホールディングス、医療データ解析のNTTプレシジョンメディシン、アサヒグループの研究子会社アサヒクオリティーアンドイノベーションズ、明治ホールディングス、森永製菓、ロート製薬が名を連ねる。長寿化を背景に、ロンジェビティが金融やキャリア、住まいなどを巻き込む産業テーマとして存在感を高める中、同コンソーシアムの設立は、産業横断の連携を後押しする動きとなりそうだ。

ASAGI Labs ロンジェビティ・コンソーシアムを設立

【出典】ASAGI Labs

 

睡眠領域の指針策定へ、社会実装に向け最大3000万円 公募開始(AMED)

AMEDは5月、予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業において、睡眠領域における指針策定に向けた公募を開始した。睡眠改善に関する行動変容介入の有効性や限界を整理し、学会としての指針策定を目指す。これまで同事業では、生活習慣病や老年期の健康課題、職域における女性の健康課題メンタルヘルスなどを対象に、指針整備を進めてきた。睡眠は健康や認知機能、労働生産性などと深く関わる一方、科学的エビデンスの体系化は十分ではない。技術の進展により睡眠介入が拡大する中、分散した知見を整理し、社会実装につなげるための指針整備を進める。研究開発費は最大3000万円、応募締切は6月30日正午。

 

女性の更年期ソリューションや医療AIの若手起業家が選出(Forbes)

女性の健康課題や医療現場の課題解決に取り組む日本発スタートアップが、国際的な評価を受けた。米経済誌Forbesが、アジア太平洋地域の若手起業家らを選出する「Forbes 30 Under 30 Asia 2026」を発表した。更年期専門オンライン診療プラットフォーム「MYLILY」を運営するMy Fit(東京・中央)の山田真愛氏がソーシャルインパクト部門に、診療録作成支援AIを開発するmedimo(東京・港)の創業者3人がHealthcare & Science部門に選出された。

 

女性ヘルスケア白書2026 市場動向予測レポート

2026年度の女性ヘルスケア市場を予測する「女性ヘルスケア白書2026年度版  市場動向予測」を発行しました。これまでにBtoC企業、BtoB企業、自治体、医療機関、マスメディア、教育機関など、さまざまな業種の方に広くご活用いただいている、恒例の人気レポートです。新規事業の企画・開発、マーケティング設計、販売戦略における意思決定にご活用ください。レポート詳細・お申し込みはこちら

女性ヘルスケア白書2026 市場動向予測レポート(PC)

 

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