日本初の卵巣年齢検査キット、後悔しない家族計画のために
「F check(エフチェック)」は卵巣年齢を自宅で測定できる日本初の卵巣年齢チェックキット。不妊治療に特化した情報サイト「不妊治療net」を運営するF Treatment(東京・中央)が2019年に発売した(21,978円)。
卵巣年齢とは、「卵巣の中に残っている卵子の数が何歳の平均的な値と同水準か?」を年齢で表したもので、卵胞から分泌されるホルモンであるAMHの測定結果をもとに算出される。
卵子の数は加齢とともに減少する。測定の結果、卵巣年齢が高ければ卵子の数が少ないということになり、妊孕力は低い可能性がある。妊娠を望むのであれば、妊活や不妊治療ができる期間が限られてくるので、「早く妊活に取り組んだ方が良い」という判断ができる。反対に、卵巣年齢が低ければ卵子の数は多いということになり、妊娠しやすい可能性が高い。
卵巣年齢の計測は医療機関で行うのが一般的で、血液検査でわかる。エフチェックはこの検査を自宅でできるキットで、指先から採血して検査センターに郵送するだけ。結果は後日、スマホから確認できる。
卵巣年齢は個人差が大きく、「30代だけど45歳の卵巣年齢」というように、実年齢より卵巣年齢が高い女性もいるので、家族計画を立てていたり妊娠の意思があるなら、年齢に関係なく早いうちから自分の卵巣年齢を知っておくのが望ましい。20〜30代はキャリア形成期でもあるため、仕事重視や多忙な女性はつい後回しにしがちだが、早い段階から把握しておけば、キャリアと妊娠・出産を上手く組み合わせてプランニングできる。また、いざ「子どもを産みたい」と思った時に後悔することも少ないだろう。
妊孕力は卵子の数だけでなく卵子の”質”も重要なので、卵巣年齢だけで妊娠のしやすさを判断することはできないが、自分の妊孕力と向き合う一つの目安として多いに役立つ。医療機関での検査に二の足を踏んでいる女性であっても、エフチェックであれば、自宅で手軽に短時間で検査できる。多くの女性に使ってほしいキットだ。
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