妊婦から感染するこどもの「先天梅毒」過去最多の32人 国立感染症研究所
梅毒に感染した妊婦から胎盤を通じてうつる「先天梅毒」の子どもが、10月4日時点で過去最多の年間32人を記録したことが、国立感染症研究所の発表でわかった(日本の梅毒症例の動向について)。
梅毒は主に性的な接触で感染するもので、母子感染すると流産、死産のリスクが高まったり、生まれた子どもの神経や骨などに異常をきたすことがある。
梅毒そのものの感染者も過去最多となっており、今月28日の発表によると年間で1万3251人だった(国立感染症研究所「IDWR速報データ 2023年第46週」)。梅毒の感染者を年齢別にみると、女性は20代をピークに徐々に減少するが、男性は20代~40代で突出している。近年の感染者数は2019年から2020年に一旦減少したものの、2021年以降大きく増加している。近年の梅毒感染者の増加によって、「先天梅毒」も増加しているとの指摘もある。
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