飲食店、初の最高健康責任者(CWO)。サービス業こそ心身の健康管理

東京都内で飲食店やリラクゼーションサロン20店舗を展開している株式会社ゲイトが、CWO(Chief Wellness Officer)を設置した。居酒屋、リラクゼーション業界では初の設置になる。

同社は、「スタッフが心身ともに常に健康であることが、顧客に高い品質のサービスを提供する上で最も大切だ」という考えのもと、住環境の整備やスタッフとの個別面談を行い、スタッフの健康状態の把握と維持・向上に努めてきた。飲食店や美容系サービスの店舗は、昼夜逆転の生活を強いられたり、労働環境や労働時間などの問題が度々取り上げられ、企業によるスタッフの健康管理に関してマイナスのイメージが強い業界だが、本来はサービス業こそスタッフのモチベーションにつながる心身の健康管理は重要だ。

今回同社がCWOを設置したことで、この流れが他のサービス業にも浸透していけば、業界全体のイメージも払拭され雇用不足の解消にもつながっていくかもしれない。

昨年2015年は大和証券グループ、ロート製薬、ローソン、テルモなど大企業で次々に最高健康責任者を設置したことが注目され「最高健康責任者の設置は大企業での話」という空気感があったが、同社のような中小企業の働きが注目されれば、今後中小企業でも続々と広まっていくことが期待される。

ただし中小企業では、人材やコスト面から設置ができなかったり、設置したとしても特別な施策ができない、ということも起こりうる。それで躊躇してしまう企業も実際にある。まずはスタッフの健康管理を強化することでどのように生産性が上がったか?などを明確にし可視化することが重要だ。

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