2026年から「指定野菜」に、ブロッコリーは女性たちにとってどんな存在?
2026年から、ブロッコリーが「指定野菜」になる。特に消費量が多く生活に重要なものとして国が指定する野菜のことで、現在は14品目が該当する(キャベツ、きゅうり、里芋、大根、玉ネギ、トマト、なす、人参、ねぎ、白菜、じゃが芋、ピーマン、ほうれん草、レタス)。指定野菜になると、国が定めている需給ガイドラインに沿って供給計画が立てられ、安定的に供給されるようになる。
サラダの彩りや肉料理の付け合わせなど、幅広く使える手軽さや栄養価の高さから、野菜の中でもトップクラスの人気を誇るブロッコリー。指定野菜入りを果たしたことで、より身近な存在へと昇格しそうだ。そこで今回は、ブロッコリーに関する調査結果を多様な視点からピックアップ。女性たちにとってブロッコリーって、どんな存在?
好きな野菜ランキング、ブロッコリー9位
ブロッコリーは男性より女性に人気のようだ。15〜64歳の男女5,278人に「好きな野菜」を聞いたところ、女性のトップ10にブロッコリーがランクイン。9位だった。男性のトップ10にはランクインしなかった(調査:LINE,2023.8)。
よく使う冷凍野菜、ブロッコリー1位
続いては、冷凍野菜のブロッコリーについて。日常的に自炊している男女200人に「よく使う冷凍野菜」を聞いたところ、ブロッコリーがダントツの1位に(調査:しんげん,2024.1)。
お弁当のおかずに使いやすい点や、水洗いやカットなどの面倒を省ける点が評価されているようだ。「ブロッコリー」と回答した人に理由を聞いたところ、次の声が上がった。
- 洗うのが面倒・カットするのが大変・1度に使いきれない分量の野菜なので、サッと調理に活用できる時短・利便性・長期保存が可能・コスパの良さ・無駄がないといったメリットの方が大きい(40代女性)
- ブロッコリーは洗うのが大変なのと普通に買っても高いので(30代女性)
- 普段の料理に使うのはもちろんですがお弁当に入れる事もできて、なおかつ洗う切る茹でるの手間がかからないから(20代女性)
- 子どもが特に好きでお弁当やサラダの足しに使えて便利なので(40代女性)
美容のために食べる野菜、ブロッコリー2位
ブロッコリーは、美容目的でも女性たちに重宝されている。美容のために食事に気を遣っている女性303人に「美容や美肌のために食べている野菜」を聞いたところ、ブロッコリーは2位。ビタミンCや食物繊維など、美容効果を期待できる栄養素への評価が、背景にありそうだ。(調査:UOCC,2023.7)。
- 1位:トマト(206人)
- 2位:ブロッコリー(150人)
- 3位:ほうれん草(119人)
- 4位:人参(104人)
- 5位:小松菜(84人)
- 6位:さつま芋(70人)
- 7位:かぼちゃ(57人)
- 8位:ピーマン(55人)
- 9位:小松菜(21人)
- 10位:その他(31人)
妊娠中の女性の喫食ランキング、ブロッコリー5位
妊娠中の女性にも、ブロッコリーは人気。AI食事管理アプリの「あすけん」が、妊娠中のユーザー16,554人の食事記録データをもとに喫食ランキングを作成したところ、野菜・果物部門のトップ5にブロッコリーがランクインした(調査:asken,2023.6)。
- 1位:トマト・ミニトマト
- 2位:バナナ
- 3位:キャベツ
- 4位:みかん
- 5位:ブロッコリー
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
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