マスク依存症の人たち 〜なぜ外せない?理由と実態〜(3/3)
マスク依存症かどうかをチェックする方法
マスク依存症のチェックリスト
自分がマスク依存症かを確認したいニーズがあるようで、ネット上では「マスク依存症 チェック」で検索されている。以下はマスク依存症かどうかをチェックするリスト。
- 風邪じゃなくてもマスクをつける時がある
- お風呂、寝る時以外はほとんどマスクをしている
- マスクをすると安心する
- よく鏡をみる
- 鼻や口、ニキビなどにコンプレックスがある
- 人前でご飯をたべるのが苦痛
- スポーツの時もマスクをする
- 他人の顔のパーツをよく観察してしまう
- SNSに投稿する写真は納得するまで何回も撮り直す
- 夏にもマスクをつけることがある
- SNS上でのキャラが普段と違う
(引用:NICOLY「マスク女子必見! 知らないうちになっているマスク依存症の原因と解消法」)
マスク依存症は克服できる?治し方
マスク依存症は、10~20代と若い世代で特に多い。マスク依存を続けることで社会との壁を自ら高く作ることになり、最終的には引きこもりに陥る危険性もあるという。とはいえ、マスク依存症の人たちにとっては、安心した気持ちで社会とつながることができる必需品。必ずしもマスクを強制的に外すことが良策とは言えないが、マスク依存症を克服したいと思ったら、心療内科(社交不安障害)の受診やカウンセラーに相談してカウンセリングを受けるのも一つの解決策。
精神科医 渡辺登さん「ゆっくりゆっくり時間をかけて、人との温かい交流を増やしていくのがポイントだと思っています。そこで自信を高めていって、マスクを着けていかないで済む日を増やしていくんですね。まず一歩踏み出してもらえればと願っています。」(引用:NHKニュースおはよう日本「自分を隠したい 広がる“マスク依存”」)
社交不安障害の治療には、心理療法として「エクスポージャー法」というものを用います。これは、あえて不安な場面に直面し続けることで、その不安感を克服していく方法です。マスク依存症の方にも、同じような方法を用いることができます。このとき注意をするのは、たんにマスクを外すのではなく、自分が避けたいと思う場面にあえて挑戦することです。例えば、窓口でのクレーム対応、苦手な取引先との交渉、上司との会話、会議でのプレゼンテーションなどのときに、相手の顔をしっかりと見るということが大切になります。繰り返しこのような方法を実践することで、マスク依存症は必ず克服できます。(引用:AllAbout「増えているマスク依存症の深刻な問題と克服法」)
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