検診受診率を60%へ引き上げ、2023〜2028年度までのがん対策
今月28日、2023年度から6年間の国のがん対策の基本となる「第4期がん対策推進基本計画」が閣議決定された。全体目標を「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」とし、第3期に続き3本柱を「予防」「医療の充実」「がんとの共生」とした。「予防」では、がん検診受診率の目標をこれまでの50%から60%に引き上げた。検診受診率は徐々に向上しているものの、男女間や部位により差が見られ、例えば「胃がん」は女性37.1%・男性48.0%、「大腸がん」は女性40.9%・男性47.8%、「肺がん」は女性45.6%・男性53.4%で、いずれも女性が低い。乳がんは47.4%、子宮頸がんは43.7%(2019年)。
がん検診受診率の状況、がんの部位別罹患リスク、がん罹患数・死亡数など、最新のがん統計は「がんの罹患リスク、罹患数、死亡数、将来推計など(2023年版)」に掲載。
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