ヘルシー&女性支援&SDGs 今ドキな百貨店のバレンタイン商戦
女性の間ですっかり定着した「バレンタインデーの自分用チョコ」。需要の変化にあわせ、各社はバレンタイン商戦を年々“女性ウケ”に切り替えている。伊勢丹新宿本店(東京・新宿)が期間限定で開催する「スイーツコレクション2020」は4つのテーマを掲げる。そのうち2つは「健康志向のチョコレート」と「人と資源を大切にしたスイーツを味わう」がテーマ。後者のテーマでは、ビーガンチョコレートや、バターを作る際に捨てられてしまう無脂肪乳を使ったスイーツを取り扱う。
松屋銀座(東京・中央)は低糖質チョコレートドリンク、香料・人工着色料・保存料不使用のナチュラル製法のチョコレート、グルテンフリー・ビーガン対応チョコレートなどのヘルシーチョコを揃える。また、売上の一部を途上国の女子に寄付するプロジェクト「#サポチョコ」にも取り組む。
西武池袋本店(東京・豊島)も、売上の一部がザンビアの女性支援に活用されるチョコレートを販売する。
近年のバレンタイン商戦は「ヘルシー」が主要テーマになっていたが、「ヘルシー」が定番テーマとなった今はさらに一歩踏み込み、SDGsや、女性支援を意識したテーマが目立つ。
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
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