高齢化・単身化で市場は拡大、高齢者食・病者食・介護食の調理品市場は1.5兆円

矢野経済研究所は今月10日、介護食・高齢者食・病者食の「加工食品市場」と「調理品市場(病院や施設の給食、弁当等の配食サービス)」の調査結果を公表した。

メーカー出荷金額ベースで、「加工食品市場」は前年度比102.7%の1,998億円。末端売上高ベースで「調理品市場」は103.5%の1兆5,555億円と推計した。高齢化や単身化を背景に、介護食・高齢者食の「加工食品」「調理品」の市場は今後も拡大する見通しで、病者食においては、腎臓病治療が食事療法から薬物治療へと移行している傾向があることから、たんぱく調整食などの需要が減少すると見ている。

2028年度の市場規模については、「加工食品市場」は2,215億円、「調理品市場」は1兆7,232億円まで拡大すると予測している。

 

女性の健康食品の選択基準は?

小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。

紅麴サプリ問題 女性消費者動向分析

 

 

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