世界観作りが参考になる 「フォトジェニック」ブームをリニューアルに活用した理研ビタミンの例
インスタグラムなどのSNSに写真を投稿した際に見栄えが良いことを意味するフォトジェニックのブームやサラダブームの流れを捉え、理研ビタミン(東京・千代田区)は「小物も含めサラダが写真映えする様」を「 #サラダジェニック」 と定義し、ノンオイルドレッシングシリーズのセレクティ(R)を「サラダジェニック」にリニューアルした。世界観が統一されたブランドサイトには彩り豊かなサラダジェニックな写真が並ぶ。アートとも呼べるサラダはどれも見た目にもおいしく、女性たちの「ワクワク」を掻き立てそうだ。
サラダの一大ブームを引き起こしたのは、世の中全体で高まっている健康志向だけが理由ではない。SNS投稿で写真映えする、いわゆる「インスタ映え」や「フォトジェニック」な写真を、彩り豊かなサラダなら簡単に実現できることも理由として挙げられる。それまで野菜はあまり食べなかったが、SNSにサラダの写真を投稿するために野菜を買ったり外食先でサラダメニューを注文するようになり、それをきっかけにサラダが日常食になったという女性は多い。そんなサラダニーズの拡大で飲食店や小売店はサラダメニューを強化。このようにして巻き起こったのが、サラダブーム。今や、若い女性たちを中心にサラダは「オシャレアイコン化」している。同社の新ブランドサイトは、そんな女性たちのオシャレ心 を反映している世界観だ。
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