九十歳。何がめでたい

人生100年時代と言われるようになった日本において、シニアの消費パワーは年々大きくなっている。シニアマーケティングの重要性は増しているが、シニア、特に80~90代女性を理解するための情報や書籍、調査データなどは極端に少なくなる。

こちらは、80~90代女性を理解するのに役立つ数少ない貴重な一冊「九十歳。何がめでたい」だ。現在93歳の著者佐藤愛子さんが、週刊誌女性セブン(小学館)に2015年から1年間連載していたエッセイに加筆修正をしたもの。

三越のトイレに入ったが水の流し方が分からない…、テレビ番組が面白くない…、心身の衰えを日々感じてしまうこと…、現代人の悩みがあまりに些末であることなど、90年以上生きてきた著者だからこその視点で書かれている。「90代女性はどのように今の世の中を見ているのか?」「日々何を感じているのか?」を垣間見ることができるエッセイ。

マーケティング書籍ではないため、マーケティング視点のみで読み進めると物足りなさを感じるが、「90代女性の視点」を理解できる大変貴重な1冊だ。

九十歳。何がめでたい

女性生活者の調査レポート