美容の支出「¥0」 4割越え

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首都圏に6店舗を展開するネイルサロン「prish(株式会社ネイルデザイン)」が、5月20日時点で実施した「新型コロナウイルス騒動が女性の美容に与える影響に関する調査」で、緊急事態宣言解除後の美容消費の意向が分かった。(調査対象:北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫の20〜40代の一般女性361人/20〜40代の日常的にネイルサロンに通う女性361人)

美容支出の意向

出典:ネイルデザイン

緊急事態宣言の期間中、美容にかける1カ月の支出金額を「0円」と答えた人が41.8%に上り、平時の3倍以上に増加。解除後の予定でも「0円」が25.5%となり、平時の約2倍となった。

客とスタッフが近い距離で対面する時間が長いネイルサロンでは、利用することを不安に感じる客は多い。同調査では「ネイルサロン利用で心配なこと」を聞いており、結果は以下。

ネイルサロン利用の不安ごと

出典:ネイルデザイン

同社は次のようにコメントしている。

「美容室やネイルサロンなど美容サービスに対する不要不急の意識は強く、多くの人が利用を控えています。緊急事態宣言が解除されても、心理的、経済的なハードルが残ることを示唆する結果です」

ネイルサロンの他にも、美容室、エステサロン、まつ毛エクステサロン、百貨店などでのタッチアップ、メイクレッスンなども同様に客に不安を抱かせやすい。緊急事態宣言が解除されたものの、美容サービスの利用を不安に思い利用に二の足を踏む客がいる中、どのようにして再び客に利用してもらうか。これまでとは異なる、新たなマーケティング施策が求められる。

 

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