【男女の違いvol.24】ストレス発散消費が活発なのは男?女?
ストレスに対する意識やストレス発散のために起こすアクションは男女間で異なるようだ。健康食品の通信販売を行うえがお(熊本)が行った「働く30代~60代のストレス実態調査」から、ストレス発散消費について考えてみよう。(調査対象:30代~60代の現在働いている男女454人)
発散行動を取るのは男性よりも女性
ストレスがたまったときの発散方法について聞いたところ、「発散するために何か行動を起こす」と回答した人は全体の約半数の51.8%。性別に見ると、男性44.4%に対し女性が59.5%で、女性の方が発散行動を取る傾向にあることがわかった。
男女で異なる「ストレス発散のための具体的な方法」
次にストレス発散のために具体的にどんなことをしているかを自由回答で聞いたところ、男性はお酒や運動、女性は食事やコミュニケーションで発散する傾向が見られた。
男性:ストレス発散のための具体的な方法
- 運動(20.4%)
- 酒・たばこなどの嗜好品(18.4%)
- 趣味(9.7%)、旅行(9.7%)、寝る(9.7%)
- カラオケ等で大声を出す(6.8%)
- ギャンブル(3.9%)
- 食事(1.9%)、映画・ゲーム等の娯楽(1.9%)、知人とのコミュニケーション(1.9%)
- 買い物(1.0%)、ペット(1.0%)
- アロマ等のリラクゼーション(0%)
女性:ストレス発散のための具体的な方法
- 食事(15.2%)
- 知人とのコミュニケーション(12.9%)
- 趣味(10.6%)
- 運動(8.3%)
- 映画・ゲーム等の娯楽(7.6%)
- 酒・たばこ等の嗜好品(6.8%)、買い物(6.8%)
- 旅行(5.3%)、カラオケ等で大声を出す(5.3%)
- 寝る(4.5%)
- ペット(1.5%)、アロマ等のリラクゼーション(1.5%)
- ギャンブル(0.8%)
ストレス発散消費が活発なのは女性
全年齢層において男性より女性の方がストレスを抱えている割合が高いという調査結果があることからもわかるように、女性は男性よりもストレスを感じやすい。自分のケア(美容のこと、健康のことなど)や、家事・育児など日々のタスクにかける時間の比重が男性よりも多いことに加え、女性ホルモンの変化による心身の不調や、「気づき力」が高いという女性本来の(プラスにもマイナスにも働く)性質などが理由だ。
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「ストレスの発散行動を取るのは男性よりも女性」という結果が出たのは、ストレスを感じている人が男性よりも女性に多いことや、女性の方がヘルスリテラシーが高いことが関係していそうだ。このように考えると、ストレス発散消費が活発なのは男性よりも女性と言える。
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