3月の女性ヘルスケア市場ニュースまとめ、記事52選
3月に公開した記事を一挙振り返り。今月最も読まれた記事は、パナソニックのフェムテック事業参入。同社は、衣服内温度の計測により月経周期を把握できるウェアラブルデバイスの開発を進めており、実用化は2025年中を目指しているとのこと。大手によるフェムテック分野への参入は後発となる中、業界内でのインパクトは大。ウーマンズラボ読者からは、「パナソニックはすでに参入していると思った」「美容家電に強い企業だから、女性のニーズに応える力やマーケティングも上手いのだろう」といった驚きや期待の声と共に、「他社のフェムテックと同じ課題にぶつるかるのでは?」「妊活?生理?市場でどのポジションを狙うのか?」「勝ち筋は?」といった、同社の戦略に関心を寄せる声も編集部に多数寄せられました。女性特有の健康課題に対する生活者のアクションが依然として限定的である中、後発だからこそ見えている市場の課題に、同社がどう向き合い、どんな戦略で販促を展開するのか、今後の動向に注目が集まります。
今月の注目ニュースは、AMEDが公開した「働く女性の健康指針」。職場の女性の健康づくりが各社で活発化しているものの、「女性従業員の健康のための取り組みとは、具体的に何を指すのか」といった明確な指針がなく、また、デジタルデバイスを活用した取り組みが各職場で広がる一方で、有効性や信頼性が不明なものも多いことから、作成に至ったものです。女性従業員がいる事業主や、デジタルヘルスサービスを開発する事業者などの閲覧を想定しており、今後、業界のスタンダードとして広がりを見せそうです。
女性の健康ニュース
- 【開催報告】女性ヘルスケア市場のオープンイノベーション、最新動向を解説 女性の健康総合センター×ウーマンズ
- 通院している人たちが「最も気にしている傷病」 男女別40項目
- 自殺の動機の性差と、治療中の患者の自殺リスクとは(自殺対策強化月間)
- 大盛況、介護・医療の展示会で「ファッションウォーク」、要介護者と現役介護士がランウェイを闊歩 ケアショー・ジャパン
- 世界の女性向け健康アプリ市場、2030年に43億ドルへ トレンドは「身体的健康と精神的健康の機能を統合したUX」
- ムーンショット目標2の「2050年までに超早期に疾患の予測・予防」、公開フォーラム開催
- 自覚症状があるにも関わらず受診を先延ばしにしたのはなぜ? 子宮体がん患者調査で課題が明らかに
- 働くママの自炊意識・行動・タイパ向上の方法を調査 最重視は「栄養バランス」、でも「面倒」
- 認知症とMCIの人の消費行動、2025年の経済インパクトは14.7兆円 女性は8.2兆円
- 国内初、女性活躍推進に特化した「スタートアップ支援ファンド」を設立 東京都
- 医師の性別で治療成績に差(死亡率・再入院率・合併症発症率)、女性医師と男性医師を比較 患者1,340万人を研究
- 食品・飲料業界の世界トレンドは「健康とフレーバーの両立」、 健康状態・薬・加齢による味覚変化のニーズも商機
- 「健康経営銘柄2025」に選定された53社一覧、初選定はエーザイ・アース製薬・KDDIなど
- 「健康経営優良法人2025」の認定数、大幅に増加 大規模法人は3,400、中小規模法人は19,796
- 独特な文化・環境の「製薬業界」で女性はどう活躍できる? 業界特化のネットワーキング CPHI Women
- 薬機法が理由で効果効能の表現が曖昧になっている事を知らない人が多数、「不親切だと思う」5割
- 「働く女性の健康指針」を公開、職場でのデジタルヘルスサービス(Non-SaMD)の導入・開発の指針に AMED
- 病院の満足度や診察時間、自覚症状はなかったが受診した理由などを明らかに 受療行動調査
- サルコペニア・フレイル領域のデジタルヘルス、ガイドライン公開 AMED
- 女性の偏頭痛は減量が有効か、顕著な性差が見られた「体脂肪率」と「偏頭痛」の関連
- ありそうでなかった画期的な形状のシートマスク、生理前に悪化する「あごニキビ」をケア Rael
女性ヘルスケア業界動向
- 多様な流通のあり方で「買物困難者」の課題を解決、医療アクセス向上も 優秀賞はウエルシア薬局やローソン
- 高齢者向け入居支援サービスのオスマップ2025、見守り・高齢者物件・孤独死保険など
- まちづくりの領域で広がる0次予防、トレンドは「無意識にヘルスケアできる環境整備」
- 栄養機能食品コーナーを設置しているスーパー、全国で43.1% 「スーパーマーケット白書2025」
- 機能性表示食品の市場規模は7,274億円へ拡大、マルチヘルスクレームが成長トレンド サプリも再拡大へ
- 東南アジア新興国で盛り上がる医療ツーリズム、各国の最新動向
- 医師の働き方改革や製薬企業のMR削減で伸長、医療分野の人材・教育ビジネス市場 2,676億円へ拡大
女性生活者のデータ分析
- 女性ヘルスケアビジネスの“今”がわかる! 今押さえておくべき市場動向 記事17選(女性の健康週間)
- 女性の不定愁訴ランキングTOP20(10 〜80代)
- 市販薬・サプリ購入時、「PBかNBか気にしない」「効果は同等」が半数超え
- 派手髪は幸福感・自己肯定感・積極性を向上、20〜40代の女性900名を調査
- 女性消費者の製品・サービスの満足度を分野別に調査、医療分野で機会損失が明らかに グローバル調査
- 女性のヘルスケアアプリ、利用目的ランキングと利用をやめた理由(20〜64歳)
- DgSやスーパーの販売状況から医療・介護需給マップまで、無料で使えるデータ分析ツール
- 「小売の認識」と「消費者のニーズ」にギャップ、顧客体験価値を向上させる6つのテクノロジーを調査
- 女性のヘルスリテラシーと仕事のパフォーマンス、なぜ相関する?
- 効果実感のある精油ランキング、PMS・更年期・不眠・冷え・肌のハリなど25の悩み別
- ネット通販の購入で女性たちが気をつけていること(10〜70代以上)
- 防災市場を動かすヒントは性差とクラスターへの着目、男女で異なる防災意識・行動が明らかに
- 女性が美容のためにお金・時間を使いたい部位と理由、美容アイテムの購買動向を調査(10〜60代)
- がん患者の情報源に性差、製薬企業・医療機関に求められる情報提供とは? 600名のデータから紐解く
- 女性の尿漏れ対策、「根本解決」よりも「症状ケア」「何もしない」
- 行動者率を項目別・年代別にグラフ化、女性が健康のために日頃行っていること(20〜80代)
マーケティング事例
女性のヘルスケアトレンド
ウーマンズ図書室
- 性差視点の製品・サービス開発に向けた必読書、性差医学の現在地を徹底解説
- 高齢者に多い60疾患・10症状やケアのポイントがわかる、医療と薬の教科書
- フードテック最前線、2040年の食生活・食産業はどうなる? 7つの未来シナリオ
- 医療・介護の制度と業界動向、まる分かりガイド(2025〜2026年版)
女性ヘルスケア市場の最新動向2024年度版
ヘルスケア領域の女性トレンドと業界トレンドを、今年度も徹底分析!最新動向を全103ページのレポート「女性ヘルスケア白書 市場動向予測2024年度版 〜健康トレンド・業界動向・女性ニーズ〜」にまとめています。前年度は2,300社にご利用いただいた、毎年人気のアニュアルレポート。ぜひご活用ください!
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本メディアを運営するウーマンズは、「産学官の女性ヘルスケアソリューションが、広く流通する社会」をビジョンに掲げ、女性ヘルスケア領域でビジネスを行う事業者の成長・イノベーション・マッチングを支援しています。女性ヘルスケア業界専門のパブリッシャーとして、業界ニュースの配信、市場分析、レポート発行、カンファレンスを開催。最新レポートや新着セミナーのご案内、ヘルスケア業界の重要ニュースなどは、ニュースレターで配信中。ぜひご登録ください!

「女性ヘルスケア」をテーマに、ビジネスカンファレンスの企画開催/BtoB展示会の企画開催/BtoCイベントの企画開催/業界人限定の交流会などを実施。多様な形で、企業動向や生活者動向に関する情報を集め、分析し、整理して、業界の皆さまに最新の知見をご提供しております