国立成育医療研究センター、生成AI音声入力アプリで医療現場の負担軽減へ 試験運用を開始
国立成育医療研究センターは今月16日、小児・周産期医療の現場における記録業務の負担軽減を目的に、生成AIを活用した音声入力アプリの試験運用を開始した。
導入したのは、医療AI技術のTXP Medical(東京・千代田)が開発したAI音声入力支援アプリで、医師や看護師が発話した内容をリアルタイムで記録文書に変換する仕組み。小児や周産期特有の語彙にも対応できる。これまでにも、医療者の記録をサポートする手段として音声認識技術を用いた取り組みは存在したが、小児・周産期医療特有の言葉や疾患を正確にデータ化することは難しかった。同センターは、カルテ入力などの作業を大幅に軽減して効率化を図ることで、医師や看護師が個々の患者と向き合う時間を増やせると期待を寄せる。
本取り組みは、厚生労働省が中小企業の先端技術を社会実装することを目的に推進する「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)」の一環として実施するもの。
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