女性のヘルスケアアプリ、利用目的ランキングと利用をやめた理由(20〜64歳)

女性特有の健康課題に焦点を当てたヘルスケアアプリは、実際にどれくらいの人が利用し、どんなアプリが人気なのか?20〜64歳の働く女性1万人を対象に、健康とIoT・アプリの利用実態を明らかにしたAMED研究班による調査が参考になる。

何の症状・病気を改善するためにアプリを使ってる?利用目的ランキング

20〜64歳の1万人のうち、健康管理のためにIoT・アプリを利用している女性1,455人(14.6%)に利用目的を尋ねたところ、最多は、やせ・肥満・むくみ・ダイエットといった「栄養障害」の改善で約3割に上った。以下は、IoT ・アプリを利用する目的となっている、改善したい症状・病気ランキング。

  • 1位:栄養障害(27.8%)
  • 2位:月経の症状または障害(17.1%)
  • 3位:月経前症候群(11.9%)
  • 4位:頭痛または偏頭痛(11.3%)
  • 5位:不眠症(11.1%)
  • 6位:精神障害(9.8%)
  • 7位:胃腸障害(9.3%)
  • 8位:血流障害(8.3%)
  • 9位:更年期障害の症状(6.7%)
  • 10位:貧血(5.4%)
  • 11位:閉経後のホルモン関連の問題(4.2%)
  • 12位:骨盤底の症状または疾患(3%)
  • 13位:妊娠や出産に関する症状・病気(2.9%)
  • 14位:子宮内膜症と女性特有の良性腫瘍(2.8%)
  • 15位:不妊(2.5%)
  • 15位:女性特有のがん(2.5%)
  • 17位:甲状腺疾患(2.1%)

 

アプリ・IoTの利用をやめた理由

過去に利用していた女性695人に利用をやめた理由を聞いたところ、トップ3は「面倒になった」「効果がない」「使い方が難しい」。アプリの利用継続における3大課題と言えそうだ。

  • 1位:面倒になった(36.7%)
  • 2位:効果がないと感じる(18.7%)
  • 3位:IoT/アプリの使い方が難しい(13.8%)
  • 4位:試しに使ってみるつもりでやめてしまった(12.2%)
  • 5位:時間がなくなった(11.4%)
  • 6位:飽きた(9.6%)
  • 7位:他にもっと良いサービスを見つけた(9.2%)
  • 8位:価格が高い(8.1%)
  • 9位:サポートに不満があった(7.6%)
  • 10位:使用頻度が減った(7.5%)
  • 11位:症状が改善した(6.5%)

最多の「面倒になった」は、アプリやIoTサービスに関わらずあらゆるヘルスケアソリューションに共通する”あるある課題”。行動変容施策の追求が求められる。

 

 

運営元

ウーマンズは「女性ヘルスケア市場専門のシンクタンク」として、女性ヘルスケア事業の成長・変革を推進するマーケット情報を収集・分析・整理し、最新知見を企業様にご提供。女性ヘルスケア市場に特化してマーケティング支援を行ってきた「豊富な実績」「15年にわたり継続的に行っている調査分析により蓄積した知見やノウハウ」「業界ネットワーク」を活かし、女性ヘルスケア事業を行う産学官の「どうすれば製品・サービスを広く社会に流通させられるか?」の課題解決に取り組んでいます。事業内容は「コンサルティング事業/ビジネスメディア事業/MICE事業/BtoB広告事業」。最新レポートや新着セミナーのご案内、制度変更などヘルスケア業界の重要ニュース、企業様から頂戴する「女性ヘルスケアビジネスあるある相談」への回答など、ニュースレターで配信中。ぜひご登録ください!

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