助産師特化の人材サービス、潜在助産師の復職支援で医療機関とマッチング
産前産後サービス事業のジョサンシーズ(東京・中央)は今月1日、助産師に特化した人材マッチングサービス「she’s path/シーズパス」のβ版を公開した。助産師と医療機関をマッチングするサービスで、助産師は1日単位のスポット勤務もできる。

【出典】ジョサンシーズ
少子化でお産の件数は減少傾向にあるものの、産後ケアや不妊治療など新たな需要の増加で、多くの医療機関で助産師が不足している。一方で、助産師の資格を保有しながらも臨床現場を離れている「潜在助産師」は6割にも上り、再就業の希望者は一定数いるものの、復職を支援する制度や受け皿が不足していることから、潜在助産師の活用は進んでいない。
こういった業界のミスマッチを解決しようと立ち上げたもので、サービスの設計にあたっては、実際に現場で働く助産師の声を反映した。潜在助産師の復職支援や、現役助産師と産院側の”スポット勤務”のニーズをマッチングすることで、医療現場に持続可能な人材の流れを生み出したいとしている。
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