日本初、医療従事者向けの母子のケアインストラクター育成 CHAMA設立
母子の健康を推進する(一社)日本チャイルドアンドマザーケア協会(東京・江東)が、今月20日に設立された。助産師・保健師・看護師などの医療従事者に向け、母子のヘルスケアに関する最新知識を提供するのが目的で、設立に伴い、資格制度「母子スキンケア指導士」を立ち上げた
資格は母子のスキンケアを中心とした健康維持・増進を支援するための適切な知識・技術を習得するもので、研修項目は、乳児期に多い肌疾患や肌トラブルとケア、部位別のスキンケア、食物アレルギー、母親の産前・産後の栄養や睡眠、母親を含めた家族へのケア、おむつ交換、沐浴など。
医師を対象とした各科の学会では、専門医が最新の知識を得ているものの、実際に母子に密接に関わる助産師や看護師などにまでは伝わりきっていないことから、小児科・皮膚科・産科・婦人科などの各科専門医の協力のもと、医療従事者の母子のヘルスケア・スキンケアに関する専門能力を向上しようと、設立に至った。代表理事長は、助産師で上智大学教授の島田真理恵氏(総合人間科学部看護学科)。事務局は、母子向けの化粧品や医薬部外品の製造・販売を行う(株)ナチュラルサイエンス(東京・江東)に設置。
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