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医療視点の住宅設計基準、作業療法士による「安全持続性能」を備える住宅が100棟を突破

住宅事業のHAPROT(広島・廿日市)が提唱する「安全持続性能」を備えた住宅が、2022年の第1号認定から今年7月時点で全国100棟に達した。

【医療視点の家づくり】作業療法士が考える間取り設計の住宅

【出典】HAPROT(玄関は段差のない設計で、椅子・手すりも設置)

 

「安全持続性能」は、家庭内での転倒や転落といった日常災害を防ぎながら、加齢やライフステージの変化にも対応する住宅設計基準。作業療法士の視点を活かした基準づくりで、段差の玄関や階段の滑り止め、椅子や歩行補助具を置くスペースを確保した洗面室、踏み台なしで手が届く収納など、子どもから高齢者まで自立した暮らしを支える設計が特徴。

 

【医療視点の家づくり】作業療法士が考える間取り設計の住宅

【出典】HAPROT(引き戸+動作のしやすい向きで設計したトイレ)

【医療視点の家づくり】作業療法士が考える間取り設計の住宅

【出典】HAPROT(踏み台なしで届く高さの収納)

【医療視点の家づくり】作業療法士が考える間取り設計の住宅

【出典】HAPROT(椅子や歩行補助具も置けるスペースを確保した洗面室)

【医療視点の家づくり】作業療法士が考える間取り設計の住宅

【出典】HAPROT(1階に室内干しスペースを確保した洗濯室)

 

同社の代表取締役は、病院に11年間務めていた作業療法士の満元貴治氏。患者のリハビリテーションを支える中で、病気や怪我をした人の多くは後遺症に悩まされることに気づき、家での暮らし方に着目した。住宅内での転倒・転落事故は、要介護の大きな要因となり、年齢を重ねるごとにリスクが高まる。段差でつまずく、夜間のトイレ移動中に転倒するといった事故などは、構造や設計の工夫によって予防できることから、安心・安全な家づくりに取り組む。今後全国の工務店と連携し、安全で長く住める住宅の普及を進めたいとしている。

 

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