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小学館、介護×花の新サービス開始 遠距離介護者や自宅介護者の利用を見込む

小学館は今月10日、同社が運営する介護情報サイト『介護ポストセブン』の読者会員組織がプロデュースした、花の定期配送サービス「お花のなかま」を開始した。遠距離介護をしている親への贈り物や、介護による疲れやストレスを感じている人の癒やしとしての利用を見込む。

小学館「介護のなかま」がプロデュースするお花の定期便「お花のなかま」

【出典】小学館

 

介護をしている人や介護をされている人にヒアリングを実施し、プロデュースした。花の専門ブランド「ハナメク(東京・港)」との協業で、ハナメクがセレクトした季節の花が2週に1度、自宅や親元などに届けられるという仕組み。

サービス誕生の背景には、「介護をされている親」と「介護をしている子ども」のコミュニケーション不足がある。特に遠距離介護中の親子に顕著で、コミュニケーションの不足により、親の些細な変化に気づきにくくなるという。担当者は、「お花を通じて定期的に連絡するきっかけが生まれ、それが親子のコミュニケーション不足の改善になると考えている。花屋さんにわざわざ買いに行く負担を減らせる上に、自分自身の癒やしにもつながる」と、サービスの狙いを語る。

ユーザーには、投稿コンテストの参加権も特典として用意。届けられた花を見て感じたことや、日々の介護への想いを投稿するというもので、「介護する方が気持ちを表現する場になったり、『介護する方』と『される方』が、コミュニケーションをとるきっかけになることを期待している」としている。

 

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