キリン、話題の減塩サポート食器「エレキソルト」から新商品、26年にアジア圏で販売開始
キリンホールディングスは今月9日、電気の力で減塩食品の塩味やうま味を増強する「エレキソルト」シリーズから、新商品の「カップ」を発売した。公式オンラインストアの他、11月以降は生活雑貨専門店や家電量販店で販売する。
「エレキソルト」は、減塩食でも“おいしい食事を楽しみたい”という声に応えるために開発されたサポート食器。食器の電極から微弱な電流が食品に流れることで、塩味やうま味などを増強する。昨年5月に発売した「スプーン」は、発売から約7カ月で想定の7倍超の注文が集まるなど注目を集めた。新たに開発した「カップ」は、スプーンを使わずに汁物を食べる人のニーズに対応したもので、スイッチひとつで好みの塩味の強度を3段階から選べる。「スプーン」は、「カップ」の発売に合わせリニューアル。小型化し、食洗機対応など利便性を高めた。
同社は今後もシリーズ拡充を進めるとともに、塩味やうま味に限らない電気味覚の技術開発に取り組みたいとしている。2026年にはアジア圏での販売開始を目指す。
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