農水省「令和6年度 食育白書」公開、大人の食育に重点 職場環境の整備や高齢層の孤食に対応
農林水産省は今月、食育をめぐる状況や施策の実施状況をまとめた「令和6年 食育白書」を公表した。
今回の白書では、子どもの食育はもとより大人の食育強化にも言及。同省が実施した調査では、男性より女性の方が全体的に食生活は健全であるものの、年代別に見ると20代女性においては30〜70歳以上の女性と比べ2倍近くが健全な食生活を送れていないことを明らかにしており、社会人になってからの食育の重要性を訴えている。
働き世代においては、一日のうち多くの時間を過ごす職場での食育が肝要とし、栄養バランスに配慮した食事を入手できる環境の整備や、従業員向けの食育講座の促進が必要だとした。高齢層においては単身世帯が増えていることを踏まえ、孤食への対応の必要性を示している。
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