ユニ・チャーム×iLAC、経血に含まれる生体情報を健康管理に生かすサービス 試験運用開始
ユニ・チャームが、経血を活用したヘルスケアサービス「FemScan(フェムスキャン)」の試験運用を開始した。経血に含まれる生体情報を日常的な健康管理に活かすもので、筑波大学発スタートアップのiLAC(茨城・つくば)と共同でサービス化を進める。
経血には、血液以外に子宮内膜細胞や膣分泌液などが含まれ、女性のコンディションやホルモンバランスの変化を映し出す生体情報が多く含まれている。同サービスでは、こうした経血由来の情報を活用。からだの状態や変化にユーザー自身が気づける仕組みを提供する。
現在は、子宮頸がんの主因とされるHPVの検査に対応。生理中に採取した経血を転写シートに移し、分析機関へ郵送するだけ。結果はアプリで通知される。同社は「女性が自らの体をより深く理解し、主体的な健康管理を行える環境づくりを目指したい」としている。
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