あすか製薬メディカル、女性ホルモン量を測定する検査キット発売 ターゲットは更年期・プレ更年期
あすか製薬メディカルは今月11日、少量の毛髪で女性ホルモン量を測定できる自宅用の検査キット「プロジェス」を発売した(税込7,980円)。女性ホルモンが減少するプレ更年期と更年期の女性がメインターゲットだが、ホルモンバランスが気になるあらゆる年代の利用を見込む。
検査キットは女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのうち、プロゲステロンの量を測定するもので、後頭部の毛髪3cmほどを10本カットし、ポストに投函するだけ。2〜3週間後に、検査結果レポートがメールで届けられる。レポートでは、直近3ヶ月のプロゲステロン量の平均値とともに、女性ホルモンレベルを「閉経レベル」「閉経移行期レベル」「性成熟期レベル」で判定する。合わせて、女性ホルモンと更年期の関係や、更年期症状の対策方法や治療方法の選択肢について解説する。
開発にあたり20〜50代の女性を対象に実施した臨床試験では、毛髪で測定したプロゲステロン量は血液検査と同様に40代後半から低下傾向が見られ、また、「通常の月経周期群」と比べ「月経周期不順群」「月経間隔延長群」「閉経群」では、毛髪でのプロゲステロン量は有意に低かった。
同社は男性向けの検査キットを昨年4月に発売しており、女性向け同様に、毛髪を用いて男性ホルモンであるテストステロン量を調べる。購入者は30〜50代が8割を占め、中でも40代が多いという。
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