第一三共ヘルスケア、飲み終えた「おくすりシート」を廃棄物から資源へ 都内でも回収開始
第一三共ヘルスケアは、リサイクル企業のテラサイクルジャパン(神奈川・横浜)と協働で展開する「おくすりシート リサイクルプログラム」の回収エリアを拡大し、東京都内で初となる東大和市での回収を開始した。
2022年に横浜市で始まった同プログラムは、患者が飲み終えた医薬品包装「おくすりシート」を、廃棄物ではなく循環可能な資源としてリサイクルする日本初の取り組み。医薬品包装資材の特性上、削減が難しい「おくすりシート」は、高齢化の進展に伴い使用量の増加が今後も見込まれており、資源として循環させる仕組みを確立させるのが狙い。薬局やドラッグストア、病院などに設置した専用ボックスで回収した「おくすりシート」は粉砕・加工後に、ボールペンやトレー、ベンチなどに生まれ変わる。これまでの回収量は、今年11月末時点で16トンで、おくすりシート1,600万枚に相当する。
東大和市では、専用ボックスを市役所内や市民センター、公民館など全10ヶ所に設置。今後同社は、おくすりシートの再生を加速するため、回収拠点の拡大を目指したいとしている。
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