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世界環境デーに何する?ヘルスケア企業の取り組み 〜ユニ・チャーム、ポッカサッポロ、ゴールドウィンの事例〜

\6月5日は世界環境デー/
今日は、環境保全の意識を高める「世界環境デー」。各社はどんな取り組みをする?ヘルスケア事業を行う各社の取り組み事例をピックアップ。

未利用のレモン枝葉を活用したアップサイクル名刺(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)

今年の世界環境デーに合わせポッカサッポロフード&ビバレッジが取り組むのは、アップサイクル名刺の制作。広島県の自社レモン圃場で発生した剪定枝葉を再利用した「国産レモンペーパー」で作る名刺で、社員が試行を開始すると今月発表した。

【出典】ポッカサッポロフード&ビバレッジ(アップサイクル名刺)

 

レモンは植え付けから5年以上が経過すると収穫量が少なくなるため、不要な枝を切り落とす。これにより生育を促すことができるが、一方で、剪定された枝葉は人手不足等のため処理しきれず、そのまま放置しているケースも少なくない。今回試行を始めるアップサイクル名刺は、未利用のレモン枝葉を混抄して再生した「国産レモンペーパー」を活用するもので、環境負荷低減と資源の有効活用を目指す。

【出典】ポッカサッポロフード&ビバレッジ(アップサイクル名刺に活用する、剪定されたレモン枝葉)

 

生理用品、石化プラスチック使用量を50%削減(ユニ・チャーム)

ユニ・チャームは世界環境デーに合わせて、国内外での環境配慮の取り組みを紹介。フィリピンで販売する生理用品ブランドのソフィは、パッケージにリサイクル素材を使用することで、廃棄物の削減と合わせ、石化プラスチック使用量を約50%削減。年間約1トンのプラスチック使用量の削減効果が見込まれている。インドネシアでは、これまで廃棄されていたサトウキビの搾りかすやボタニカルオイル、天然樹脂などのバイオマテリアルを使用したオーガニックコットン配合ナプキンを発売。韓国で販売するベビー用品ブランドのマミーポコは、パッケージのフィルムの厚みを変更することで、プラスチック使用量を約20%削減。

【出典】ユニ・チャーム(フィリピンで販売している生理用品)

 

12トンの衣類を回収しリサイクル、杉の木6,528本分のCO₂吸収量(ゴールドウィン)

ゴールドウインは、衣服のリサイクル活動で2024年度に約12トンの衣類を回収したと、世界環境デーに合わせて取り組みの結果を発表した。自社ブランド・他社ブランドを問わず衣服を回収し、新たな製品の原料にリサイクルする取り組みで、昨年度に回収した12トンは、杉の木6,528本分のCO₂吸収量に相当。二酸化炭素排出量の削減や、循環型社会の実現に貢献している。2030年までに、環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%に引き上げる方針。

【出典】ゴールドウィン

 

 

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