働くママの自炊意識・行動・タイパ向上の方法を調査 最重視は「栄養バランス」、でも「面倒」
リテール業界のDXを支援するイングリウッド(東京・渋谷)が、働くママの自炊事情を調査。「栄養バランスをしっかり整えたいものの、献立を考えるのは面倒」というジレンマから、タイパの良い自炊で工夫をしている女性たちの姿が読み取れる結果となった。
食事で気をつけていることは「栄養バランス」6割
調査は、成人していない子どもを持つ20〜50代の働く女性669人を対象に、今年2月に実施。普段の食事を用意する際に気をつけていることを聞いたところ(複数回答)、最多は「栄養バランスを意識する」で59.2%、次いで「家族の好みに合わせる」が43.0%、「食材を無駄にしない」「時短調理を心がける」が42.8%。「塩分やカロリーを控えめにする」は20.2%。健康や家族、家計に配慮して日々の料理をしていることがわかった。
料理で最も面倒なのは「献立を考える」3割
続いて、料理で最も面倒に感じることを聞いたところ、最多は「献立を考える」で30.3%。次いで「片付け・洗い物(17.8%)」「料理そのもの(17.8%)」。料理そのものだけでなく、その前後の作業を億劫に感じる人も。「食材の買い出し」は11.4%だった。

【出典】イングリウッド
料理の負担を減らす工夫、「簡単レシピ」「冷凍」「惣菜・レトルト」
料理の負担を減らす工夫を聞いた質問では、トップ3は「簡単なレシピを活用する(61.9%)」、「冷凍食品を活用する(46.3%)」、「惣菜やレトルトを活用する(43.0%)」で、タイパの良い自炊を意識的に取り入れていることがわかった。「簡単に済ませる日と手間をかける日を分ける(42.6%)」など、メリハリをつけながら賢く “手間抜き” をしている様子も。

【出典】イングリウッド
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
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