【オフィス足つぼ】午後の眠気と頭の重さを1分で解消  〜脳疲労・集中力アップ編〜

午後になると襲ってくる眠気や、何となく頭が重い感覚。デスクワークの合間に、こうした不調を感じている読者は多いのではないでしょうか。これまでの連載では、足つぼが心身のさまざまなサインと結びついていることを取り上げてきました。今回からは、知識を日々のケアに生かす実践編へ。初回は、靴を脱がず、周囲に気づかれずにできる「オフィス足つぼ」を、婦人科系専門の足つぼメソッドを開発した株式会社ONE DE MAYUが紹介します。

頭がすっきりする習慣、オフィスで実践

古くから、良いアイデアが浮かばない時に「歩く」という行為は、洋の東西を問わず多くの偉人たちによって実践されてきました。実はこれ、単なる気分転換ではなく、理にかなった習慣だと言われています。歩くことで足裏が刺激されると、ふくらはぎなどのポンプ機能が活性化し、頭をはじめ全身の巡りが促されると考えられています。足裏を刺激することと、頭をすっきりさせることは、こうしたつながりがあるのです。今回から足つぼの実践に入りますが、初回に「脳疲労・集中力」をテーマに選んだ理由は、ここにあります。考えたい時にいつでも席を立って歩き回れるわけではないことも多いオフィスワーカー。そこで、歩くことで得られる足裏への刺激を、座ったまま、周囲に気づかれずに取り入れられる「オフィス足つぼ」を紹介します。

 

仕事中にできる「オフィス足つぼ」

足つぼのメリットは、仕事の手を止めず、周囲にも気づかれずに行えることです。今回のセルフケアで意識する「頭部・脳・目」に関連する重要な反射区は、すべて「足の指先」に集中していると言われています。そのため、靴を脱がずに、あるいは机の下で、靴から足をわずかに抜き出すだけでケアを完了できます。午後の眠気や「なんとなく頭が重い」と感じる時に、すっきりした気分の切り替えとして取り入れやすいのが特徴です。会議中や執務中でもこっそりケアができるというタイムパフォーマンスの良さが、足つぼをオフィスで実践する最大のメリットです。

 

1分で実践、オフィス足つぼで「脳疲労・集中力アップ」

このケアは1回につき、1分程度で行います。基本的にはすべてのメニューを左右の足で同様に行ってください。一度で大きな変化を求めるのではなく、仕事の合間に「目が疲れたな」「集中が切れたな」と感じたタイミングで、何度でも繰り返してみてください。小まめに気分を切り替えることで、夕方までパフォーマンスを維持しやすくなります。

【実践】思考をすっきりさせたい

親指の腹の中央を、反対の足のかかとでグッと踏みしめるように刺激します。反対の足も同じように、足を組み替えて刺激しましょう。その後、親指の腹に心地よい刺激を与えるように、床へポンポンと指を落とします。思考がモヤモヤする時や、眠気を覚ましたい時、決断力を高めたい時におすすめです。

【実践】パソコン疲れを癒したい

人差し指から小指まで、すべての指の付け根を刺激します。足の指の裏をぐーっと伸ばしたり、縮めたり(グーパー運動)を繰り返しましょう。仕上げに、反対の足のかかとで4本の指の付け根を床に押しつけるように刺激します。こちらも足を組み替えて、両足とも行ってください。画面を見続けて目が重く感じる時に、すっきりした感覚を得られます。

 

実践中、「足の指が思うように動かない(グーパーができない、親指だけを動かせない)」と感じる方が多いかもしれません。実は、多くの現代人、特に靴を履いて長時間過ごすオフィスワーカーにおいて、足指の筋力や神経伝達が低下しているケースが珍しくありません。最初は動かなくても、意識して刺激を続けることで、脳からの指令が指先に伝わりやすくなり、少しずつ動くようになります。足指がしなやかに動くようになると、次の効果を期待できます。

  • 重心が安定する
    地面をしっかり捉えやすくなり、立ち姿や歩く姿勢が美しくなります。
  • 体のゆがみケア
    足元からバランスが整い、膝や腰への負担が軽減されます。
  • 反射区への刺激アップ
    筋肉がほぐれることで、全身の巡りが促されやすくなります。

「脳の疲れ」を取るためのケアが、結果として「一生モノの歩ける足」を作ることにもつながります。まずは「動かそうとする」こと自体が脳への刺激になるので、楽しみながら続けてみてください。

 

【実践】首や肩のこりを解消したい

親指を前後(手前と後ろ)に大きく動かし、付け根の関節をしっかり稼働させます。その後、すべての指の付け根下を床につけ、圧をかけながらすべての指の付け根下を床に押し当て、そこを支点にするように、かかとを左右に大きく振り、肩の反射区である足の指の付け根全体をまんべんなく刺激します。

 

もう少し刺激を加えたい場合は、親指と人差し指の間で「椅子の脚」を挟み、指間の奥を刺激してみてください。脳への血流の通り道を確保し、首や肩の凝りが気になる時にもおすすめです。キャスター付きの椅子の場合は、椅子が動かないよう注意して行ってください。

ONE DE MAYU(5本指ソックスを履いて、親指と人差し指の奥を刺激している様子)

【出典】ONE DE MAYU(5本指ソックスを履いて、親指と人差し指の奥を刺激している様子)

快適に実践するためのヒント

  • ストッキング着用時の注意
    指先で強くこすると伝線の原因になります。オフィスでは「滑らせる」よりも、グッと「押し当てる」刺激を意識してください。
  • 5本指ソックスの推奨
    指先が自由に動く5本指ソックスは、反射区へ刺激がダイレクトに伝わります。冷え対策とケアのしやすさを両立する、仕事中のウェルネスを支える足元の装備としておすすめです。
  • 足の攣り(つり)に注意
    普段から足を動かす習慣がない方が急に激しく動かすと、足が攣る場合があります。ご自分の足の可動域を確認しながら、まずは「痛気持ちいい」範囲で少しずつ動かすようにしてください。

 

コーヒーを飲むように足を刺激、オフィス新習慣のすすめ

「疲れたらコーヒーを飲む」のと同じ感覚で「足裏を刺激する」のは自分のコンディションをその場で自分で変えようとする工夫の一つです。コーヒーで一息つくのと同じように、足つぼは、体を動かすことで気分を切り替える、手軽なリフレッシュ法です。特別な道具も費用もいらず、デスクに座ったまま続けられます。次回7月は、女性特有のお悩み編。生理痛やPMSの重だるさに向き合う、働く女性のためのセルフケア足つぼをご紹介します。

【執筆】株式会社ONE DE MAYU(ワンドマユ

 

2012年に婦人科領域に特化した足つぼサロンを開業。女性の不調ケアをテーマに施術とセラピスト育成を続け、これまでに約1万人の施術実績と250名以上のセラピスト育成実績を持つ。大丸松坂屋百貨店や阪急うめだ本店などの商業施設でのイベント出店のほか、総合建設会社の大林組が施工・管理するビルの企業向けに展開する足つぼ出張サービスなど、健康経営のサポートにも精力的に取り組んでいる。著書『神あしつぼ 毎朝3分、足をケアすれば人生はもっと幸せになる』はAmazon3部門で1位を獲得。

 

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