出産に対する価値観を知れば、マーケティングが分かる
晩婚や意識の多様化により「子供を産まない」選択をする女性が近年増えている。それが、ワーキングシングルやDinks(共働きで、子供を持たない夫婦を指す言葉)だ。学校卒業→就職→結婚→退職→出産というライフコースが一般的で、核家族化が急激に進んだ高度経済成長の時期には見られなかったグループである(もちろん、高度経済成長期当時にもい存在したグループだが、注目されるほどの数までには至っていなかった、という方が正しいだろう)。
女性を一括りにしたマーケティングは通用しない
女性が一様のライフコースをたどっていた時代は、女性を一括りに捉えることでマーケティングも成立していたが、物質過多・情報過多・ライフコースが多様化した今は、もはや女性を一括りに捉えることはできないし、年齢だけで区切るのも無理がある。
そんな時代を反映し、最近は「子供を産まない」選択をする女性がフォーカスされるようになっている。子供を意識的に産まない女性たちは何を考え、どのような価値観を持っているのか?そのヒントになりそうな記事を集めてみた。
出産について女性たちが考えること、まとめ
産む・産まないの選択に悩む女性、産まなかったことを後悔する女性、出産の有無に悩むことなく始めから産まないと決断して人生を歩んでいる女性—。そんな彼女たちの胸の内が見えてくる。ワーキングシングルやDinksをペルソナにしている企業も、これから新たにペルソナとして注目したいと思う企業の読者も、ぜひ参考にしていただきたい。今後女性マーケティングの中でも増加する層であり、かつ消費パワーが大きいことを考えると、そういう意味では魅力的な層だ。彼女たちの価値観を理解しておこう!