DgS、SM、CVS、HC、EC、専門店… どこで買い物する?購入先と選択理由

買い物をするとき、消費者は商品のカテゴリー別にどの業態を利用するのか?全国スーパーマーケット協会が20〜70歳以上の男女2,039人を対象に実施した消費者調査で、明らかにした「スーパーマーケット白書 2024年版」,女性1,032人,男性1,007人

カテゴリー別の購入先 〜DgS、SM、CVS、HC、EC、専門店、宅配、直売所〜

野菜・果物・菓子などの食品、洗剤類、紙おむつ、化粧品、医薬品など27カテゴリーについて、購入先として利用する業態を聞いたところ、カテゴリーによって明確に使い分けている様子がうかがえる結果に。

食品の購入先として圧倒的に多いのは、やはり「スーパーマーケット」。食品21カテゴリーのうち20カテゴリーの1位が「スーパーマーケット」で、8〜9割を占めた。2位に続くのは「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」「専門店」「直売所」のいずれか。特に、近年スーパーマーケット化している「ドラッグストア」が圧倒的に強く、食品21カテゴリーのうち11カテゴリーで2位にランクイン。一方で、コンビニの強みである「おにぎり」「パン」については、「コンビニエンスストア」が2位に。購入先1位が「ドラッグストア」となったカテゴリーは、「化粧品」「医薬品」「ティッシュ・トイレットペーパー・紙おむつ」。「ホームセンター」は、唯一「ペット用品」の購入先として1位に。

【出典】スーパーマーケット白書2024年版

【出典】スーパーマーケット白書2024年版

 

購入先として選ぶ理由

続いて、各業態を購入先として選ぶ理由を聞いたところ、各業態の強みや特徴が反映された結果となった。

「スーパーマーケット」を選ぶ理由として他業態と比べ圧倒的に多いのは、品揃えやまとめ買いできる点。上位に挙がったのは、「利用しやすい場所にある(31.0%)」「全体的に商品の価格が安い(16.6%)」「ポイントを貯められる(16.4%)」「商品の種類が多い(16.2%)」「まとめ買いしやすい(15.0%)」「チラシ等で、お買い得商品の情報を得られる(12.9%)」など。「買いたい商品の場所がわかりやすいから(11.8%)」も他業態より多く、店内のレイアウトに利便性を感じている様子。

一方で「ドラッグストア」は「スーパーマーケット」よりもお得に買い物できる点が強みで、ポイントを貯めたりクーポンを利用できることを選択理由に挙げる人が多い。上位は「利用しやすい場所にある(30.7%)」「ポイントを貯められる(26.2%)」「いつも買う商品が安い(18.8%)」「クーポンを利用できる(18.5%)」「キャッシュレス決済を利用できる(14.2%)」。「コンビニエンスストア」は営業時間の長さや店舗サイズを理由に挙げる人が多く、「利用しやすい場所にある(46.7%)」「営業時間が長いから(23.3%)」「ポイントを貯められる(17.3%)」「キャッシュレス決済を利用できる(16.2%)」「お店がコンパクトで、買物しやすい(3.6%)」が上位に並んだ。

【出典】スーパーマーケット白書2024年版

 

 

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