医療ベンチャーの動向・企業例一覧・主要イベント(3/3)

医療ベンチャーを支援する団体・ポータルサイト

医療系ベンチャー向けポータルサイトMEDISO(厚生労働省)

MEDISO(メディソ)は、「医療系ベンチャー・トータルサポート事業」の総合ポータルサイト。医薬品や医療機器、再生医療等製品の実用化を目指している個人を含めたベンチャー、および研究機関を支援している。

医療系ベンチャー・トータルサポート事業とは、薬機法の対象となる医薬品・医療機器・再生医療製品、新たな創薬技術や医療用マテリアル実用化に向けた課題を抱えた医療系ベンチャー企業や研究機関と、その解決のためのアドバイスを行う専門家(サポーター)をマッチングする事業。

研究開発の段階から臨床現場での実用・保険適用、グローバル市場への進出・普及まで、各段階に応じて相談や支援を行っている。サポーターは、法規制対応やマーケティング、事業計画、資金調達、経営戦略、知財戦略、国際展開といった各分野の専門家が務めている。

医療・ヘルスケア業界の発展を目指して(日本医療ベンチャー協会)

日本医療ベンチャー協会は、医療・ヘルスケア事業の発展を目指し、勉強会やセミナー、意見交換会など、様々な活動を行っている。会員は、医療・ヘルスケア系ベンチャー企業と個人。

医療ベンチャーが集まるイベント

ベンチャーの振興においては、関係各所とのエコシステムのを形成することは最も重要な課題だ。特に医療系ベンチャーにとっては、大手製薬・医療機器企業などの事業・開発のパートナーを獲得することは事業の成否にかかわる問題でもある。しかし現状では、医療ベンチャーに関わる人的ネットワークが分散しているという課題がある。そうした課題を解決するため、政府や関連団体が主催するイベントが開催されている。

ヘルスケアベンチャーサミット

ヘルスケアベンチャーサミットは、医薬品、医療機器、再生医療等製品の研究開発を行うベンチャーの振興を図ることを目的としたイベント(主催:厚生労働省)。医療ベンチャーがブースの出展やプレゼンテーションを行い、大手企業や金融機関、研究機関などとのマッチングの機会にになっている。

Health 2.0

2007年に米国カリフォルニアで始まった「Health 2.0」 (ヘルス・ツー・ポイント・オー)は、医療・ヘルスケア領域の最新テクノロジーとそれを活用した先進事例を紹介するカンファレンス。国内では「Health 2.0 Asia – Japan」として2015年から毎年開催され、医療・ヘルスケア、IT関係者を中心に、大企業からスタートアップ、医療従事者や行政、投資家などが参加している(共催:日本経済新聞社、メドピア株式会社、国際NPO HIMSS)。

 

 

 

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