女性社員のヘルスケア無料 ロート製薬の健康経営

ロート製薬(大阪市)は6月10日(日)、「ロートの日」に合わせて「ロートで働くと健康になる」を目指し、健康経営宣言の制定と2020年に向けた健康目標を設定し、企業ホームページに健康経営ページを開設した。

同社は、2014年度に第一回目の「健康経営銘柄」に選定され、2016年には「健康経営推進グループ」を人事総務部内に設置、2017年には「健康経営優良法人ホワイト500」「スポーツエールカンパニー」に認定されている。

女性社員が約6割を占める同社は、平均年齢が38歳と高くなってきていることから、健康経営の大きなテーマの1つとして「女性の健康」に着目した取り組みを強化している。2016年4月より女性社員の乳がん検診、子宮がん検診を無料化。これに加えて2018年度から「潜在性鉄欠乏症(かくれ貧血)」を検査するための血清フェリチン検査を無料化し、女性の貧血対策にも取り組む。その他、各事業所や食堂などで非侵襲の貧血チェックイベントや社内セミナーを開催し、2020年までに女性の貧血率を引き下げることを目指す。

また、今年2月にはロート製薬で働くすべての人へ「女性のハッピーワークBOOK」を配布し、月経・妊娠・出産・更年期などの女性の体についての内容や産休、育休などといった制度・手続きなどをまとめた本を全社員へ配布し、男女問わず女性の健康について学ぶ機会を積極的に設けている。

 

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