パラレルキャリア、パラキャリ女子が増加 副業で稼いで自己実現の時代へ
本業とは別に2つ目のキャリアを築く “パラキャリ女子” が増えている。「副収入を得たいから」というよりは「自己実現」「人生の充実・幸せの追求」「スキルアップ」「生きがい・やりがい」「趣味や特技を活かしたい」「業種・年齢が全く異なる、会社以外の人と新たな出会いやつながりが欲しい」「起業準備」などが目的だ。
彼女たちは、昼間は本業、夜や休日に第2の仕事に取り組む。例えば「ヨガ講師」「料理教室主宰」「外国人向け日本語教師」「プチ起業」「アクセサリー作家」「観光ガイド」などだ。パラキャリブームの到来で、今人気を集めているサービスの一つが、スポットコンサルサービス「ビザスク」だろう。主に副業したい人や企業OB、起業準備中の人がアドバイザー登録をしており、彼ら・彼女たちは1時間のスキマ時間を使って、自分自身が持っているビジネスの知見を企業に提供する。
リビングくらしHOW研究所が2017年9月に公開した「働く女性Real Vol.5『パラレルキャリアについて』調査レポート」によると、「パラレルキャリアに興味があるか?」という質問に71.7%の女性が興味があると回答している。副業ブームの今、そして人生100年時代の今、「自己実現」「人生の充実」「生き抜く力を身に着ける」といった生き方に関心を強める女性は急増中。働く女性向け情報誌の日経ウーマン4月号(pp.30~31)では、「パラレルキャリア&企業女子のリアル」を取り上げている。
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