女性の歩数、目標より1,000歩以上少なく10年で減少傾向に (20〜70歳以上)
2013年から2023年度末までの国民の健康目標をまとめた「健康日本21(第二次)」で設定している女性の1日の歩数目標は、20〜64歳は8,500歩、65歳以上は6,000歩。だが達成には及んでおらず、厚労省の「令和元年 国民健康・栄養調査」によると、現状は、20〜64歳の歩数の平均は6,685歩で約1,800歩ほど不足している。65歳以上は4,656歩で、約1,300歩が足りていない。年代別に見ると20〜50代までは6,500歩を超えているが、60代以降で減少し、70歳以上では5,000歩未満にまで減る。同様の傾向は男性にも見られ、60代以上で急減する。60代で退職したり働き方を変えることで、出歩く機会や移動距離が減っている可能性が考えられる。
歩数における課題は加齢による減少だけではない。以前と比べると全体的に人々が歩かなくなっていることが指摘されており、2009年から2019年までの年次推移を見ると、男女ともに500歩ほど減少している。
歩数の増加は健康寿命延伸につながる効果的な方法であることから、2024年度から始まる「健康日本21(第三次)」でも、引き続き目標に盛り込まれている。女性の目標は、20〜64歳は8,000歩/日、65歳以上は6,000歩/日。
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