中高年女性の6割が変形性膝関節症 「ひざの健康推進プロジェクト」発足 帝人×シグマックス×アスピシャス

今月12日、帝人(大阪)、医療用品の日本シグマックス(東京・新宿)、医療機器のアスピシャス(東京・千代田)の3社が、「Knee Smileひざの健康推進プロジェクト」の設立発表会を開催した。健康寿命の延伸に向けた膝の健康を啓発するプロジェクトで、発表会では専門医によるひざ疾患のメカニズムや最新の治療法など、膝の健康維持に関するセミナーを行った。

【画像】左はプロジェクトのロゴ、右は設立発表会の様子

 

ひざの痛みの一因となる「変形性膝関節症」は膝の関節が加齢とともに変形する病気で、国内の有病者数は推計で2,500万人に上る。40歳以上の日本人の2人に1人がかかるとされ、罹患率は女性62%、男性42%で女性の方が高い。年齢とともに性差は顕著になり、80歳以上については、男性は5割に対し女性は8割にも上る。

【画像】Yoshimura N, et al. J Bone Miner Metab.27,620-628,2009よりウーマンズラボ作成

 

3社は今後、冊子やポスターの配布、シンポジウム開催などを通して啓発を進める。来月は香川県で、「人生100年時代!伸ばそう健康寿命」をテーマに、専門医による講演やパネルディスカッションを行う。プロジェクトに賛同する自治体や関連団体も募集中。

 

 

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