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自然派・オーガニック化粧品市場、1,835億円へ拡大 機能性強化で一般化粧品との境界が薄れる

2024年の自然派・オーガニック化粧品市場は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比103.1%の1,835億円。矢野経済研究所が今月4日、発表した。

  • 2020年度…1,480億円
  • 2021年度…1,632億円
  • 2022年度…1,713億円
  • 2023年度…1,779億円
  • 2024年度…1,835億円

SDGsや環境保全意識の浸透や、自然由来でありながら機能性を兼ね備えた商品開発が進んでいることが、市場拡大を後押し。ブランドの理念への共感や、シンプルでファッション性のある洗練された容器デザインなども、需要拡大に寄与している。昨今の開発動向は、ブランドのプレミアムラインや新カテゴリーの展開、製品リニューアルを通じた高機能化で、近年は一般化粧品同様の機能性を求められることから、エイジングケア・美白ライン・UVケアなどの機能性をもつ製品開発も盛ん。機能性向上により、一般化粧品との境界が薄れている。

一方で、インバウンド需要は限定的で国内需要への依存が大きい。売上が減少傾向にある企業も少なくないものの、同社は依然として成長の余地はあると見ており、2025年度の市場は前年度比102.5%の1,880億円と予測している。

 

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