リラク市場規模は3年連続で拡大、3,798億円へ 利用のしやすさが後押し
リラクゼーションサロン市場は3年連続で拡大し、2025年は前年比3.4%増で推計3,798億円へ。ホットペッパービューティーアカデミーが発表した。男女ともに着実な伸びを見せており、女性市場は2,029億円(前年比2.2%増)、男性市場は1,770億円(同4.8%増)だった(美容センサス2025年上期リラクゼーションサロン編)。
施術カテゴリー別では、整体・もみほぐし・足つぼなど服を着たまま受ける「着衣の施術」の市場規模が大きく、女性市場は1,446億円(同4.2%増)、男性市場は1,352億円(同14.9%増)。アロマトリートメントなど服を脱いで受ける「脱衣の施術」は、女性市場は583億円(同2.5%減)、男性市場は418億円(同18.5%減)。
リラク市場全体が拡大を続ける背景には、在宅勤務の定着に伴う運動不足やスマホの長時間使用による「スマホ疲れ」など、身体的ストレスの増加があると見られ、同社は「他の美容サロンに比べて気軽に入れる点も、男女問わず利用しやすい理由のひとつ」としている。市場では全身のもみほぐしに加え、短時間で頭・足裏などをリフレッシュできるメニューも支持されており、「日常に取り入れやすいケアとして定着しつつある」とコメントしている。
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