化粧品市場での構成比率は1割未満も、自然派・オーガニック化粧品市場は堅調に拡大 1,779億円へ

2023年の自然派・オーガニック化粧品市場は、ブランドメーカー出荷金額ベースで前年度比103.9%の1,779億円。矢野経済研究所が発表した。

  • 2020年度…1,480億円
  • 2021年度…1,632億円
  • 2022年度…1,713億円
  • 2023年度…1,779億円

伸長の要因は、SDGsやサステナブルなど環境保全を意識した行動やライフスタイルへの関心の高まりで、自然派・オーガニック化粧品への認知や理解が進んでいること。自然派・オーガニック化粧品メーカーによるナチュラルブランドの活発な投入、欧米で注目されている「クリーンビューティー」を切り口にした新ブランドやラインナップ拡充、ドラッグストアによる自然派化粧品のプライベートブランド展開などが、認知拡大に貢献していると見ている。加えて、アフターコロナの人流の回復で実店舗が活況になったことも背景にあり、ブランド直営店舗を持つ企業が同市場の成長を支えている。

国内の自然派・オーガニック化粧品市場は、化粧品市場2兆4,780億円(2023年度)の1割にも満たない小さなマーケットで、同社は「参入メーカー各社は商品のプロモーションの他にも、自然派・オーガニック化粧品に関する正しい知識の啓蒙という点も意識した情報発信が重要」と指摘するも、今後も緩やかに市場は成長すると予測。サステナブルやウェルビーイングへの関心の高まりは、自然派・オーガニック化粧品市場の追い風となっていることから、2024年度は前年度比104.9%で、1,867億円へ拡大すると見ている。

 

 

 

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