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不快な香料は「香水」「化粧品」「柔軟剤」、約半数が体調不良に 香害の影響を調査

人工的な香料によって体調不良を引き起こす「香害」。経験したことがある人は5割に上ることが、シャボン玉石けん(福岡・北九州)の調査で分かった。どんな場所やどんな製品から香害は発生するのか?

香料で不快9割、体調不良5割

調査は今年6月に、20〜60代の男女383人に実施。日用品や化粧品の香料による不快な経験の有無を聞いたところ、77%が「ある」と回答した。頭痛やめまい、吐き気などといった体調不良の経験については、45%が「ある」と回答した。

 

香料で不快や体調不良を経験した場所は?

不快な経験や体調不良の経験が「ある」と回答した人に、どんな場面で経験したのかを尋ねたところ、上位に上がったのは公共の場所で「電車・バスなど公共交通機関を利用している時」「エレベーターを利用している時」「商業施設(スーパーやドラッグストア、ホームセンターなど)」だった。職場や飲食店といった、一定時間を過ごす場所で経験した人も多く、約3割に上った。

【香害・化学物質過敏症に関する意識調査】

【出典】シャボン玉石けん

 

どんな製品の香料が不快や体調不良を引き起こした?

不快な経験や体調不良の経験が「ある」と回答した人に、その引き金となった製品を聞いたところ、最多は「香水」で81%に。2位以降は「化粧品」「柔軟剤」「芳香祭・消臭剤」が続いた。

【香害・化学物質過敏症に関する意識調査】

【出典】シャボン玉石けん

 

自分の香りは好きでも他人の香りは苦手、4割

香料を不快に思う人は7割に上る一方で、興味深い結果が。香料を使用している製品で普段使っているものを聞いた質問では、「柔軟剤」「シャンプー・スタイリング剤」「洗濯洗剤」がトップ3でいずれも約5割に上り、多くの人が日常的に香料付き製品を使用していることが分かった。さらに、「自身や他人の柔軟剤の香りについてどう思うか?」を尋ねた質問では、約4割が「自身の香りは好きだが、他人の香りは苦手」と回答した。自分がまとう香りは良くても、他人の香りを受容するのは難しいようだ。

【香害・化学物質過敏症に関する意識調査】

【出典】シャボン玉石けん

 

 

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