高齢者の家庭内ヒヤリ・ハットどこに多い?

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高齢者の家庭内での事故防止を目的に、東京都は高齢者のヒヤリ・ハット経験について調査(※1)を行った。家庭内で危害(※2)やヒヤリ・ハット(※3)経験が最も多かった場所はリビング・居間。他、次のような場所で危害やヒヤリ・ハットが起きている。

  1. リビング・居間(34.2%)
  2. 自宅の玄関・階段・廊下(33.4%)
  3. 台所・ダイニング(30.5%)
  4. 自宅の庭・ベランダ(20.1%)
  5. 寝室・ベッド・寝具等(19.9%)
  6. 集合住宅の共用部(12.9%)
  7. その他の家の中での製品等(6%)

調査報告書では、男女別・年齢別に家庭内の各場所で実際に起きたヒヤリ・ハット経験の割合の他、事例として高齢者の経験談や日常生活でヒヤリ・ハットが起きないために気をつけていることや工夫について掲載。どのような場所でどのようなシーンで危害やヒヤリ・ハットが発生し、高齢者がどのようにして危険を回避しているのかが見えてくる。⇒詳細「平成28年度 ヒヤリ・ハット調査 シニア世代における一人及び二人暮らしの身の回りの危険  調査報告書」(東京都)

(※1)調査対象者:東京都在住の70歳以上の単身及び夫婦、兄弟・姉妹等の二人暮らし世帯の家族に対して週1回以上の訪問をしていて、家事支援や見守り等を行っている東京都及び神奈川県、埼玉県、千葉県に在住する20歳以上の男女3,000人
(※2)実際にケガや火傷などを負うこと
(※3)危険なことが起きたが、重大な事故・事故には至らなかった事象のこと。「ヒヤリ」としたり「ハッ」としたりすることからつけられた。

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