女性は商品をどこで購入する? 生活者5,000人調査でわかった4大販売チャネル (10〜70代以上)

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女性たちは、商品をどこで購入しているのか?消費者庁による「令和5年度 消費生活意識調査」で、性別・年代別で購入場所が異なることがわかった。回答者は15〜70歳以上の男女5,000人。

4大販売チャネルは?

「日常の商品購入で頻繁に利用する場所」を聞いたところ、順位は異なるものの、男女ともに上位4項目は「近隣のスーパーマーケット」「コンビニエンスストア」「大型ショッピングセンター」「ネット上のショッピングモール」だった。他項目より突出しており、男女ともに4大販売チャネルと言えそうだ。

集計結果を性別にグラフ化したところ(以下)、男女それぞれの傾向が見えてきた。男性より女性の割合が高いのは、「近隣のスーパーマーケット」「大型ショッピングセンター」「個人宅配(生協など)」「デパート・百貨店」など。反対に女性より男性の割合が高いのは「コンビニエンスストア」「ネット上のショッピングモール(アマゾン、楽天、ヤフーなど)」「フリマアプリ(オークションサイト)」。

【画像】消費者庁「令和5年度 消費生活意識調査」よりウーマンズラボ作成

 

【女性年代別】10代「コンビニ」、働き世代「ネット」、高齢者「個人宅配」

続いて、女性を年代別に見てみよう。ライフステージによって購入場所が変化する様子を読み取れる。

【画像】消費者庁「令和5年度 消費生活意識調査」よりウーマンズラボ作成

  • 「コンビニエンスストア」での購入割合が最多となったのは、唯一10代のみ
  • 10代以外は全年代で「近隣のスーパーマーケット」が最多
  • 20代〜60代の2位は「コンビニエンスストア」
  • 30代・40代・50代の3位は「ネット上のショッピングモール」。働き世代の中でも特に家事・子育て・仕事で多忙となる世代にあたるため、タイムパフォーマンスを重視した買い物を意識しているのかもしれない
  • 20代・60代の3位は「大型ショッピングモール」。多忙世代の30代〜50代と比べ、買い物のための外出時間を確保しやすいことが背景にありそうだ
  • 「個人宅配(生協など)」がトップ3に入ったのは、唯一70代以上のみ。年齢とともに利用率が増加する傾向が見られ、身体的制約や移動手段の制約による交通不便から、宅配を選択している可能性がある

 

 

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