「高齢者の健康に関する調査」公表、高齢女性の健康状態・健康行動・情報収集行動を明らかに
内閣府は今月、「高齢者の健康に関する調査」の結果を公表し、高齢者の健康に関する実態と意識を明らかにした。本調査は高齢社会対策の推進に向けた調査の一環で、「健康」をテーマにした調査は2017年以来。対象は65歳以上の男女4,000人(有効回収数は2,414人で、女性1,275人、男性1,139人)で、現在の健康状態・病気・症状、日頃心がけている健康行動、健康・医療に関する情報収集行動、医療サービス利用時の困りごと、介護が必要になった時の不安などについて聞いた。調査結果は、性別、年齢別、結婚の有無別、子どもの有無別、同居者の有無別、1ヶ月あたりの平均収入額別、地域別にまとめている。調査項目は以下。
- 健康状態と日常生活
・現在の健康状態
・日常生活での活動状況
・ふだんの外出頻度
・親しくしている友人・仲間の有無
・家族や友人との会話の程度
・日常生活全般についての満足度 - 医療・福士
・健康について心がけているか
・健康についていつごろから心がけているか
・健康について日頃心がけていること
・日頃からの身体の動かし方
・「医療サービス」を利用するにあたって、困っていること
・通院や「医療サービス」の利用頻度
・「医療サービス」を利用する際の主な移動手段
・自身の病気や症状
・将来、排せつ等の介護が必要な状態になると考えた時の不安点
・将来、排せつ等の介護が必要な状態になった時、誰に介護を頼みたいか
・将来、排せつ等の介護が必要な状態になった際の介護費用のまかない方
・医療や健康に関する情報について、自分自身でできる行動
・医療や健康に関するインターネットでの情報収集 - 現在の就労活動や社会的な活動への参加
・現在の就労状況
・仕事の勤務形態
・この1週間の合計勤務時間
・現在、仕事をしている主な理由
・現在、収入を伴う仕事をしていない理由
・現在、何らかの社会的な活動を行っているか
・現在、感じている生きがいの程度
【編集部おすすめ記事】
■高齢者の若返りに男女差、より若返っているのは?
■友人がいない日本の高齢者、どんな交流を求めている?
■2025年の高齢者市場は101兆円、それでも乗り込まない企業の理由
■マジョリティは高齢者へ、エイジテックの急伸
■【レポート】女性ヘルスケア白書2023年度 市場動向予測